いよいよ、ボリビアのサンタクルスへ向けて移動です!!
まずは、コルンバ(ブラジル)の宿を出て、タクシーでボリビアとの国境付近へ行き、そこから歩いて国境を渡ります。
ブラジル側の国境
ボリビア側の国境
ボリビア側のイミグレは少し列びましたが、なんなく国境越えをし、ひとまずボリビアのキハロって町へ到着。
ウユニ塩湖以来、約一ヶ月半ぶりとなった二度目のボリビア。
この町に一歩足を踏み入れただけで、
「あ〜、この雰囲気。ボリビアや、ボリビアや。ここは完全にボリビアや。」となります。
急に民族の人も増えます。
一歩国境を越えただけでこうも様変わりするもんかと。
ブラジル側の道路は、アスファルトやったのに、ボリビア側になると急に砂利道。
そして、陽気なブラジル人達と打って変わって、少し閉鎖的な印象のボリビア人。
民族のおばちゃんなんか、ウユニの時には愛想もへったくれもなかったですからね。
(完全に個人の印象ですので、真に受けないでください)
だから、あまり良いイメージを持つことが出来なかった前回のボリビアを払拭すべく、今回で2度目のボリビアを、力の限り楽しんでやろうと心に誓い、キハロのバス停へと向かいました。
うん、バス停もやはりこれぞボリビア!!といった感じのサビれ具合。
早々とサンタクルス行きのチケットをゲットしたは良いんですが、バスの出発時間まで、後5、6時間ある。
周りになんか観光する場所でもあるんならまだ良いんですが、ここキハロにはそういった場所は無いですし、とにかく死ぬほど暑いので、観光なんてまず無理。
できれば、クーラーガンガンの漫画喫茶でも行って、らんま二分の一でも適当に読んで、この無駄な時間を過ごしたいんですが、そんなもんない。もちろんない。
むしろ、クーラーの効いた喫茶店すらない。
もうね、僕ね、このバックパッカーやってて何が一番嫌って、この移動の時の待ち時間が死ぬほど嫌いなんです。
ほんま思い出すだけで、虫唾が走ります。
「おえ!!何を甘えたこと言うとんじゃ、このボケが。そんな待ち時間も旅の一部ちゃんうんけ?!おぉ!?そもそも、まともな職にも付かんと、ぷらぷらぷらぷらしてるだけの奴が、何がクーラーじゃ!!その辺の泥水でも浴びて涼んどけ、このカスが!!」
なんて厳しい意見もあるかと思われますが、そんな意見に対して、僕はこう答えるでしょう。
ふんだふんだもーんヽ( )`ε´( )ノ
とにかく、バス停でビール飲んで喉を潤したり、
チューペットみたいな不味いのん食べて、体冷やしたり。
かき氷食べて、体を芯から冷やしたりして、
なんとかこの苦行とも思えるような時間を過ごすこと6時間。
ようやくバスに乗って、さらに10時間。
やっとこさ、やっとこさ、到着しました、
サンタクルス!!!!!
思ってたよりもなかなかの都会!!
結構おっきなビルも立ち並んでて、びっくり。
しかし、一歩入り組んだ場所に足を進めると。
うん、ここは完全にボリビアやね。
いや、夢のコラボレーションすな!!笑
奇跡の共演を勝手に果たすな!!笑
ほんでVSてっ!!笑
記念に買っとけばよかったと今更ながら後悔。
そんなサンタクルスの街をこの日、宿の付近のみ散策したんですが、歩き疲れて宿に帰ろうとしたその時。
・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・。
??????????????!
何この人たち!?
映画の撮影でもやってるんですか!?
男性は皆、ワイシャツにオーバーオール、そしてテンガロンハットのような帽子。
女性達は中世ヨーロッパの古き良き時代?的な衣装に、独特なツバの広い帽子。(古き良き時代ってなんやねん)
明らかに僕たちの宿の付近だけに集中して固まっており、とてつもなく異様な雰囲気がその一角だけ漂ってる。
ボリビアには先ほど写真で例に出したように、インディヘナの民族がたくさんいますが、それとは全くの別物。
何がそんなに違うって、
この人達全員が、
ヨーロパ系の白人。
最初は、なんかボリビアに住むヨーロッパ系移民のお祭りかなんかかな?
何て思っていましたが、それにしてはサンタクルスに滞在中、毎日宿の前で同じような衣装を身につけてるのを、見かけていたので、少し気になって調べますと、
彼らの正体は、、、
メノナイト
メノナイトとは、キリスト教アナバプテストの教派で、信徒の数は、世界でおよそ150万人。
宗教迫害や、時代の進化から逃げるように、ロシア、カナダ、メキシコなどを渡り歩いて来た人々。
未だに電気、テレビ、ラジオ、といった電化製品、そして自動車などの近代技術を使わず、19世紀の生活を続け、農業を主な収入源とし、現地のボリビア人とも仕事の取引以外ではあまり関わることなく、孤立したコミニティーの中、決まった髪型・服装で、移動には馬車を使い、質素な生活を送っているらしい。
(いろいろ調べ)
驚きました。
アフリカの先住民族や、ジャングルの奥深くに住む裸族とかならまだしも、もともとヨーロッパに住んでいた白人の中に、未だにそんな原始的な生活を送っている人々が世界にはたくさん存在するなんて。
さらに、飲酒、たばこ、音楽鑑賞と言った娯楽も禁止らしく、競争することも認められていないのでスポーツをすることすら厳禁らしい…。
そして、彼らは、
絶対平和主義!!
と言った、非暴力を掲げているので、もし強盗などの犯罪に巻き込まれたとしても、走って逃げるしかないらしい…。
僕やったらそんな生活、3日持たずに破門される確固たる自負がありますね。
この人達は今の日本に住む一部のアホみたいに、車の運転しながら、スマホ使って、ポケモンやって、警察に捕まるなんて事は絶対にないんでしょうね。
まぁ、同じメノナイトの中でも、その規律や生活スタイルは異なるみたいで、このサンタクルスのメノナイト達全員が先ほどずら〜っと書いたような19世紀の生活を送っているかどうかは、謎なんですがね。ポケモンしてる人もいるかもしれませんし。
そして、こっからは少し余談なんですが、メノナイトについてさらに調べていると、ある非常に興味深い話があったので、少し書こうと思います。
同じくボリビアのマニトバって場所にある、小さなメノナイトのコロニーで、ある期間、とても奇怪な現象が起こったらしいのです。
その現象というのが、2005年から2009年にかけて、そのコロニー内に住む数百人の女性達が相次いで夜中の間にレイプされたらしいのです。
そして不可解なのが、その被害者女性全員がその晩の記憶が全くなかったのです。
当初その事件が発覚した頃には、悪夢でも見たんだろうと、町民のほとんどが相手にしなかったらしいのですが、あまりにも同じ事件が後を絶たず、女性達は毎晩眠れない夜を過ごし、人々に不信感が広まりつつあったそんな時、
事件は思わぬ方向での幕切れとなります。
2009年の6月、コロニーの女性二人が、家に侵入してきた犯人二人を捕えました。
そして、
8人もの同じコロニーのメノナイト男性が性的暴行で起訴されたのです。
容疑者は、コロニーに住む、成人女性だけでなく、子供達にまで暴行をしました。
犯行には自分達で作った、牛の鎮静剤入りの、麻酔スプレーを使用したようです。
彼らには25年の刑期が言い渡されました。
ですが、その後も、性犯罪は続いており、他の犯罪も横行していたそうです。
刑期を言い渡された犯人達はこう言ったそうです。
「こんなのは氷山の一角にすぎない。昔からそうだったんだ。親は自分の娘を強姦し、兄弟は姉妹を強姦する。昔から行われていた事だ。知られていなかっただけなんだ。」
そして、今回の事件が起こった経緯を専門家はこう分析します
「生活を厳しく規制した事。住民に学ぶ自由を与えなかった事。メノナイトの教育は5年生で終わる。歌や楽器の演奏、芸術活動、スポーツすらできない。そんな現代社会とかけ離れた生活を送る中、彼らが一歩外の街に出た時に、半裸のモデルや、様々な娯楽を目にし、若者が過去の習慣を捨てたくなったんじゃないかな。」
宗教の厳しい規律、時代の進化が生んだ闇がそこにはありました。
ってお話でした。
たまに真面目に書くと死ぬほど疲れますね。
当分やめとこ。
明日からまたいつもの通り、うんこ、ちんこ、で行かせてもらいます。
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