パンタナール、ジャングルツアー初日、後半戦!!
ここでしかお目にかかれないような、たくさんの動物達を見せてくれた、前半戦が終了し、昼食。
ジャングルロッジの近くには、スーパーやレストランなどは皆無。
なので、毎日三食ジャングルロッジの方が料理を作って提供してくれます。
野菜も豊富に入っており、なかなかバランスが摂れた食事で美味しかったです。
昼食を終え、少し椅子に座りながらゆっくりしてますと、ツアーガイドのガブリエルこと通称ガブ兄が声をかけてきます。
ガブ兄「おい、こっちに来てみろ、俺のアミーゴ(友達)を見せてやる。」
そして、僕たちを招いた先には、
ワニ・・・。
えらい可愛らしい友達お持ちですこと!!
他にも、もう一匹違うワニを餌付けして飼ってるんだそうであります。
全く羨ましくないですよね。
コレだけは。
てか、ジャングルロッジの敷地内にワニ2匹もおるて、迂闊に外出られへんがな。
お〜怖っ。
それでは、ワニの捕食シーンも見れて、自分達のお腹も満たされたところで、ジャングルツアー後半戦
スタート!!
前半戦、ガブ兄の教え通り、サンダルでジャングルに行ったのですが、それが大失敗。
ぬかるんだ地面に足を取られるは、軍隊蟻に襲われるは、あろうことかサンダルをススメてきた張本人であるガブ兄はしっかりとブーツ履いて来てるは、散々だったので、
今回は、このスタイルで挑む事に。
これならば、動物に襲われたりする以外は、何臆する事なく縦横無尽にジャングルを歩くことが…、
裸足なん!?
いや、ガブ兄裸足なん!?
今回は!?
なんで!?
聞くところによりますと、毎朝ブーツを履いてジャングルに出かけ、ずぶ濡れになって帰ってくるので、毎昼はそれを乾かす為、裸足なんだそうであります。
いや、ほなもうずっと裸足でええやんけ。
それか、ブーツ二足買っとけよ。
なんやその摩訶不思議ローテーションは。
もう、その辺に落ちてる牛やら馬やらのでっかいウンコとか関係なくガンガン踏んで歩いてる…。
誰もが持っているであろうウンコが汚いって言う概念無いん!?
おそらく無いんでしょうね。
ガブ兄には。
それが、汚いとか汚くないとか。
汚れるとか汚れないとか
ウンコとかウンコじゃないとか。
全てはこの地球の一部なんだ!!
てきな、壮大な考えの持ち主なんでしょう。
そんなガブ兄に相方がこんな質問をぶつけました。
相方「ここのロッジのガイドはガブちゃん一人だけ??」
ガブ兄「そうだ、俺一人だ。」
相方「え??じゃあ休みは??」
ガブ兄「休みなんてものはないよ。365日毎日仕事だ。」
な、な、な、なんちゅう奴や!!
365日てっ!!
日本の企業戦士達でも週一ぐらいは休みありまっせ。
そりゃ、動物が一体どこにおるとか、全く僕らではその位置を把握することができない、険しいジャングルの中を、方位磁石も無しにガンガン歩けるはずですわ。
おそらくガブ兄には、仕事とか仕事じゃないとか。
休むとか休まんとか。
疲れたとか疲れてないとか。
寝るとか寝ないとか。
死ぬとか死なんとか。
そんな概念が全くんないんじゃないだろうか!?
悟り開いちゃってるというか、鈍感というか。
そして、その時ふとガブ兄の胸元を見ると、
何やら、獣の骨的なペンダントが。
僕「ガブ兄、そのネックレスは一体なんなの??」
ガブ兄「おぉ、これか、これはな、一ヶ月前にジャングルの中で凶暴なイノシシに襲われて足を噛まれたんだ、その時のやつだ。」
僕「は?その時の??てことはそのイノシシを…」
ガブ兄「あぁ、ナイフでぶっ殺したんだ。そしてその死んだイノシシの牙を今でもこうして大事に胸につけているんだ。」
なんやその話は!!?
一見いい話のようで、決してそうじゃない!!
ジャンル何!?
すべらない話!?
深いい話!?
何!?
えー、襲ってきたイノシシを殺して、その牙をおそらく記念になるように、ペンダントにして常に肌身離さず持ってる…。
何その感覚!?
わからん。
やっぱりわからんぞ!!
どういう領域や!?
常人には到底理解できません。
が、一つわかったことは、このガブ兄が、今現在、
絶対的なジャングルの王者であるってこと!!
そんなジャングルの王者の、世にも奇妙な話を聞きなながら、今回もまたジャングルの奥地へと足を運んでいきます。
すると、さっきまでは一緒になって喋っていたガブ兄が一転、全く喋らなくなる。
そして、
ガブ兄「おい、頼むからジャングルの中では静かにしてくれ。後でいくらでも喋っていいから。」
と注意を促される。
そんなガブ兄の表情は真剣そのもの。
動物達の足音や気配を、目や耳、匂い、そして五感や第六感、すべての感覚を研ぎ澄ませて、感じ取っている様子。
すると、ガブ兄がゆっくりと地面にしゃがみ込み、指をさしたそこには、
ピューマの足跡。
おそらく、ついさっきここを通った様子。
ここで、僕たちが初めに抱いていた、ガブ兄の印象が変わる。
最初は、「なんやこいつ、無愛想やなぁ。必要最低限のこと以外はいっこも喋らんし、先々歩きやがって。こっちは客やぞ。おいていくなや。」
何て思っていましたが、実はそうじゃなかったみたいです。
いくらガブ兄が手慣れたガイドであっても、そこはやはりジャングル。
人間がそうやすやすと足を踏み入れてはいけない動物達の住処。
人間に危害を加えない動物もいれば、その逆に人間を見るなり襲ってくるような、屈強な奴らも潜んでいる場所。
そんな場所で、ヘラヘラ僕たちツアー客と同様のペースでいたら、まさかの事態にも陥りかねない。
そして、何よりも僕たち客にいろんな動物を見せて喜ばせたいと言った、サービス精神が、彼を寡黙にさせていたってなわけです。
すまんガブ兄!!
今ならわかるあんたのありがたさ!!
これからもよろしくやで!!
ただ、なぜイノシシの牙をペンダントにしたかは未だ謎のままやけどな!!
そうこうしているうちに、またまたガブ兄何かを発見!!
ワニの卵
他の生き物(鳥とか蛇とか)に食べられないように、土の中に隠していました。
が、ガブ兄にはそんな目くらましは通用しなかったみたいですね。
ガブ兄恐るべし!!
さらに、今度は突然、
ガブ兄「シッ!!!静かに!!」
といって、僕たちにその場で停止しておくジェスチャーをする。
ガブ兄が見据える先を見ても僕たちには何のことやら全く分からない。
そして、次の瞬間、何かに向かって猛ダッシュをするガブ兄!!!
そして、おそらく何かを捕えた様子!!
ガブ兄からのOKサインが出ると同時に恐る恐る、そこに近寄っていく我々一同。
そこで目にしたものは??
何!?
あ、あ、アルマジロや!!!!
嘘でしょ!?笑
ダッシュしてアルマジロ捕まえよったで!!笑
てか、捕まえたガブ兄も凄いけど、人間にすぐ捕まえられる野生のアルマジロって、なんだか、その、しょこたん風に言うと、
カ、カワユスヽ(゜▽、゜)ノ
カチカチや!!
なかなか力が強い!!
ちゃんと持っとかないと、すぐにどっか行ってしまいそう。
いや、赤子を抱くように接っすな!!
その後も、蛇が掘った穴を掘り起こして、蛇を見せてくれようとしたり、
サバイバルな水の補給方法を教えてくれたり、
(水分をたくさん含んだ木)
ナイトサファリまで!!
もうほんま、盛り沢山な内容!!
同時に、僕たち、
ガブ兄に首ったけ!!
ガブ兄と行くジャングルツアー、
楽しすぎます!!
最後に今回の午後のツアーで見れた動物達です。
(他もいっぱい見ましたが、写真を撮れたのだけ載せました)
パンタナールの象徴、ズグロハゲコウ。
マーラ
ハナグマ
スミレコンゴウインコ
いや〜
楽しすぎます!!
パンタナール!!
ただいまランキングに参加しております。
パンタナール、そして、ガブ兄いいね!!よろしくお願いします!!
現在43位
そして次回はいよいよ、パンタナールでピラニア釣りだ!!