ちょっ待ってよ!!!
アンタももう帰るんかぁぁーーーい!!!!
いやいやいや!!!
阿藤快の半額の値段提示するから、
すっかりその気にさせられちゃったのに、
その気にさせたら去るんかぁぁーーーい!!!
ちょっと待って!!
待ってーな!
もっと来て!!
どんどん来てぐいぐい押して!!!
情熱的にオギャ子を取り合ってよぉ~~~!!
二人:「じゃ。」
・・・・・・ひゅぅぅぅぅぅ~~~~~~~・・・・・・・(風)
カーカーカー・・・・。
部屋に残ったのはなんかどっか頼りなさげなB社の時任三郎。
阿藤と塚地がサッサと見積もり出して帰っていったのに対して、
時任三郎はそもそも作業がのんびりしてて見積もりを出すのが遅かったし、
一番なんかハッキリせーへん。
時任三郎:「あの~~」
はい。
え!?引っ越し業者に何を求めるかって!?
えええええ!?
そんなに深く考えたことがなかったけど~~・・・
まぁーーー値段かな??
あとは冷蔵庫買い替えたいんで処分してもらえるかとかー。
時任三郎:「じゃぁ大手の有名なところと、小さい運送屋と値段が1万しかちがわないってなったらどっちを選びますかぁ??」
んーー1万しか違わへんねんやったら大手を選ぶかな。
ノウハウもシステムも経験数も違うやろうし。
時任三郎:「ですよねぇ~~。」
まぁそうやな。
そらな。
ってか積んだ荷物がなくなるって
マジであんねん!
プロの引っ越し屋さんやねんからそんなんないやろって信じてたけど、
過去にたしかに積んだはずのスノボシューズがどこ探しても見つからなかったことがあったもん。
時任三郎:「それは一度積み込んだ荷物を別のトラックに積みなおす業者だからなんですよぉ~~。」
え!?そーーなん!!
そんなんしてんの!?
荷だしの時に積んだトラックでそのまま現地まで持ってきてくれるわけじゃないん!?
時任三郎:「そうなんですよ~。
下請けの別のトラックに積みなおして運んだほうが安く済むし効率もあがるんですよねぇ~。
だからほとんどの引っ越し会社は積みなおしのシステムを取ってるんです~~。」
カーーっ!!
それでかーーー!!!!
時任三郎:「でも普通に考えてそんなのリスク高すぎると思いませんかぁ??」
思うー!
積みなおす時になくなる可能性ぐっと上がるやん!!
時任三郎:「だから我が社では積みなおしはせず、最初に積んだトラックのまま現地まで運ぶようになってます。」
そーーーなん!!!
ってかそっちの方がリスク減るんやったらなんでみんなその方式にせーへんの!?
時任三郎:「トラックの数がたくさんいるからです。
同じトラックで行くとなると二日間そのトラックは使えなくなりますよねぇ~~」
そっかー!!
え・・・ってか、ちょっと・・・。
ちょっと三郎・・・・!!!!
アンタさっきまでゆるキャラ感醸し出しとったのに
二人が帰ってから急に
男の顔になっとるやないの!!
三郎!!
あなた、さては
ゴリゴリの営業マンやなーーー!!!
そうです。
時任三郎は、
引っ越し業界トップクラスの会社の
優秀な営業マンだったのだ。
同じく大手トップクラスの阿藤快はさっさと捨てて帰って行ったのにも関わらず
三郎はこんなみじんこのような個人の引っ越し一件もしっかり取りに来る!!
時任三郎:「契約率9割を目指しています!」
カーー!やるね~三郎!
こういう人、嫌いじゃない・・・!!!
時任三郎:「やっぱり引っ越しが本業じゃない小さな運送屋よりかは、
実績のある引っ越し業者、
それもトップクラスに任せたいですよね??」
まぁそりゃそうですけども。
時任三郎:「奥さん・・・・っ。
ひゃんっ!!!!
うそん!!!
三郎!!!!
さっき3人そろってる時にはふにゃふにゃと
って言ってたのに、
塚地の27万より1万だけ高い値段出しなおしてきたぁぁぁぁーーー!!!
なんちゅーーお人やっ!!!
1万しか違わないのなら塚地の会社(二番手)よりも三郎の会社にお願いしたい!!
三郎:「この時期は考えてる間に埋まりますので早めに決められた方がいいと思います。」
出た!!お決まりの言葉・・・!!
グラグラッ・・・・グラグラグラ!!
いやでもこれあながち大げさではないんよな。
ほんまやと思う。
どどどどうちよ。
もう時任三郎に決めようかな・・・。
いやでも待ってください・・・!実は・・・!!
私:「今からもう一件見積もりが来るんです。」
そうなの!!
一番安い運送屋さんにも見積もりに来てもらおうと呼び寄せててん!!
そこの運送屋は値段も安そうやし、
大型家電の処分もしてくれるみたいやから
どんなところなのかは全く知らんけど
オギャ子の中では一応本命やってん!
時任三郎:「もし今もう決断されるのならそちら断ったらいいですよ。」
え!!そんな・・・!!
せっかくわざわざ来てくれるのに申し訳ないじゃない!!
時任三郎:「だってその見積もりの時間、必要ですか?
もう今ここで決断するのに??
その後見積もり取る必要あります??」
いや・・・ないけど・・・でもせっかく来てくれるのに・・・
時任三郎;「せっかくの新築なんだから安心できる大手で引っ越しされた方がいいです!」
ひゃーーーーーん!!!!
だーーーよーーーねーーーーー!!!
(エエエエーーーー!!!)
だよねだよねだよね!!!
えーーーーーい!!
じゃあもう三郎のところにするーーーー!!!!
ってキターーーーーーー!!!!
運送屋さん来ちゃったよ!!!!
どーーちよ!!!
三郎:「奥さんっ・・・・。
三郎・・・・!!!
ちょっ!!私顔出して一言謝った方がいいんちゃうのん!!!
たたたたた(三郎玄関に出て行く。)
はやっ!!!
ガチャ(開)
運送屋の兄ちゃん:「こんにち・・・・・・!?」
三郎:「あ、ごめん。
もう決まったんで。」
運送屋の兄ちゃん:(その一言で悟る)
(去る)
ひゃーーーーーん!!!!
三郎アンタ!!
なんちゅーーー奴やのーーーーん!!!!
なんやねん。オギャ子欲求不満かよ。
インターホン越しに帰っていく若い運送屋のお兄ちゃんを見送る私。
あぁ~~~ごめんなしゃいっ!
せっかく来てくれたのに玄関先で返されるなんて
なんか胸傷む・・・・!!!!
三郎:「大丈夫ですよ。
よくある話なんで。
ボクなんかも一歩先に他社に契約決まって玄関先で「もういいんで」って追い返されたこといっぱいありますし、
みんなありますから。」
なんちゅーー!!!!
三郎:「だからこそ引っ越しの営業は楽しいです!」
ちょっとこの人・・これを楽しめるって
営業の鬼やん・・・!
この時期の見積もりって忙しいですか?
三郎;「そうですねぇ~
今日も朝八時から見積もりやってきて奥様のところで四件目です~」
カーーー!!!
そんじゃこの春までの時期って楽しくてしょうがないんじゃないですか?
三郎:「はい。ボク、この時期、
ツァァァァーーーーーン!!!!!
わーーっしょい!わーーーっしょい!
そして今日はウーマンエキサイトの更新日です。
子どもの発達ってつい比べてしまいがちよね。
私はあんまり深く気にしたことなかったけど
親が私じゃなかったらゆいたんはもっと心配されてたんじゃないかなーとは思う。
よかったら読んでみてねぇ~。
いつも読んでくださって&コメント・いいねをありがとうございます♥
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