そんな中、会社を辞めて治療に専念すべきかを考えました。
仕事の合間に隠れて膣剤を入れて、
ただお客さんとのアポイントによっては、6時間おきの薬が予定通り飲めなかったり‥
大事な着床時期にも、外回りで歩き回り
冬の中スーツで営業。
仕事のプレッシャーも強く、ストレスで胃腸炎になることも。
ただ、辞めてしまうと収入は、完全に半分になってしまうし、
ちょうど昇格が見えているときでした。
もちろん両親や上司からは
『まだ若いし妊娠できるよ。仕事もやめて妊娠できなかったら、あなたに何が残るの?』
と反対され‥
仕事は順調で、営業成績もよかったため、
もっと楽な部署に移して欲しいといっても
『授かりもののために、自分のキャリアを無駄にするなんでもったいない。
女性で優秀な人は、みんないいポジションについている。
周りの人のためにも、上を目指して欲しい』と
かなえてもらえず‥
もちろん仕事的にはありがたい提案だったものの
3回目の体外受精までには妊娠できるだろうと
辛い仕事と病院を耐えてきた私にとっては
もう我慢の限界でした。
そして、2019年の6月で、会社を退職することにしたのでした。