JW2世として生きてきた時間、
夢は夢のままでよかった。どうせ叶えられないから。
だから、「もし自分が世の人だったらこれだけのことができたはず、それをやるエネルギーをエホバに使える事に捧げているのが神にとって貴重なこと」と思い込むことができたんです。
だから勉強も運動も仕事も、出来るフリだけでよかった。内情は無能でも良かった。幸い、出来るフリはすごく得意だった。
自分の人生の舵を自分で取ろうとしなくても良かったし、どんな現実があっても、幸せじゃないなと感じても、流されるままに諦めて受け入れる事ができた。なんせ楽園待ちなのでね。
そう言うのを俗に「逃げ」とも言うが、
大きな幸せがなくとも、大きな不幸になる事もなかった。恐らく、そう言う生き方に順応していた。
少なくとも私はそんな二世でした。
さて。
何をこんなにいきなり深刻なつぶやきを始めたかと言いますと、
わたくし、先日、
雪山で靭帯をやってしまいまして
旦那の会社の福利厚生で毎年お得な温泉雪山ツアーに連れてって貰えるのですが、
それはもう晴れ渡ってゲレンデもそれほど混んでなくて雪質もいい感じの新雪で、かと言って今さら壁に臨む気もなく、ぬるっと初心者ゲレンデで娘と眺望を楽しんでたんですよ。
そしたら、
取り付けが甘かったのか、突然板が外れてしまい、
それに気づかず滑り出そうとして…
あら?
世界が回っておる?
????この激痛は何…???
みたいな感じで。
片足でなんとか下まで降りてきたんですけど、
後日病院に行ったら
靭帯が半分くらいいっちゃってるね、と。
で、
一応歩けはするんですけど、
膝痛いしずっと足引きずってます。
階段降りれないし、
庇うから反対の足も腰も肩もバキバキです
今、私の仕事内容、
わりとガチの立ち仕事になってましてね。。
人もいないし忙しいし、マジで休んでる暇なんてないし、覚えないといけない事もいっぱいで座る暇もないくらいなんですけども。
無理しながら動いて、でもやっぱり周りに迷惑かけて、それでも帰ったら足痛いし一歩も動けないし家事どころじゃなくて、
私の存在意義って何…???
みたいなめんどくさい思考に陥ってます。
ちなみにこれ、若いから靭帯再建手術した方がいいらしく。若いから(2度言うた)
手術代もさることながら(保険は降りるけど)
また仕事にも家庭にも2週間くらい穴をあけることになるので、
ああああああどうしようどうしよう
になってます。いや、ほんとに人いないのよ。ついでに言うとうちの家族も今子供ややこしくて手をかけてあげないといけない時期なんですよ。。。
(そして実家はもちろん排斥だから絶縁中!イェイ!)(旦那の実家はおばあちゃんの介護と借金まみれでそれどころじゃない!イェイ!)
で、
何で今さらながら、つぶしとか転職のきくエンジニアの道をちゃんと行かなかったんだろうなー、とか、
もうこの歳になったらどうせ新しい仕事もすぐにはおぼえらんないし、今後はだんだん家族と社会のお荷物になってくんだろうなー、とか、
バックオフィス業務に誇りが無いわけじゃないんですけど、やっぱり自分の手でものづくりしたり仕事取ってきたりする仕事やってみたかったなー、まぁ小さい子抱えて現実バックオフィス以外できる仕事あんまりないしなー、とか、
そう言うネガティブなアレになってきてます。よくないです。早く膝を治さなくては。
で、今リハビリの時間待ちでこれを書いてたわけですが、
リハビリ終わってびっくり。
めっちゃ可動域広がった。
理学療法士さんってマジすげぇ。
いいなぁ医療系資格持ち…(しつこい)
まぁとにかくだ。
全てを自分で選択して生きていける身分になったと言うことは、
落ち込んだ時の責任もまた自分で全て背負わなければならないと言うわけで。
夢を叶える能力がなかったと言う事実も受け止めないといけないと言うわけで。
その上で、
今あるもののありがたみや大切さはもちろん分かってるんだけど、
現実直視すると時々辛いよねぇと言う弱音でした。
「何にでもなれたけどより大切なもののために諦めたんだ」と言う誤魔化しはもう効かないので。
単なる一般人のおばちゃんだと言う事実を(若いって言われたけど)(しつこい)
時々咀嚼してやる必要があるのです。