我が家、前に書いたと思うけど、
基本はゲームやらせ放題なんです。
メディアとの付き合い方は学校とかでも色々言われるけど、
我が家は総合的に考えて、
ゲームを制限しないことに決めた。
その理由のひとつには、
何かを制限する、と言うことは、
それに代わるものを提供する、という事が必要だからだと思うからです。
我が家も最初は、子供にリアルと向き合って欲しくて、
色々なところに連れて行ったり、
芸術に触れさせたり、
習い事を増やしてみたりしたのですが、
いかんせん、「親の押し付け」感がどうにも拭えなくて。
私や旦那が小さい頃やって楽しかった事や、ほんとはやりたかったけどできなかった事、色々やらせてみたけど、
なんか違うなー、楽しそうじゃないな?
と言う感じだったのです。
知育によさそうなおもちゃも色々試してみたけど、
数回遊んではホコリをかぶる、と言う手応えのなさ。
結局、家にいる時間、子供たちが何をしているかと言うと、
まぁ、おもちゃでも遊ぶけど、
圧倒的にテレビ見てる時間が多かった。
でも、テレビって超受動的じゃないですか。
Eテレのクオリティはすごいな、と思うけど、
基本的に流れてくるものをそのままぼーっと受け取るスタイルなわけで。
それやったら、
自分で興味あることを検索できる分、
まだ動画の方がいい。
何やったら、頭使って進めないと進まない分、ゲームの方がいい。
もはやメディアに触れない生活が不可能である以上、
その中での最善策がゲームの無制限解放だったわけですね。
結果、なんだかんだで高学年になった上の子達は、
「最近ゲームするより友達と外で遊ぶ方が楽しくなってきた〜」とか言うようになってきました。
一方、時間制限つきのよその子供が我が家に入り浸ってフォートナイト漬けになっている現象も発生していて、
ゲームを制限することの難しさを改めて感じています。
うちの子達はもうフォートナイトに飽きているので、
その子が一人でやってて、
うちの子達は横で違うことやってる現状。
時々は追い出すけど、毎回は難しい。。
さて、JW2世として育った子供時代、
私が「代わりのものを与えられていたのか」と言うと、
皆様もきっと同じだと思うけど、
与えられてはおりませんでした、
と言う結論になると思います。
誕生日プレゼントの代わりになるもの、
世の友達と遊ぶ時間の代わりになるもの、
クリスマスやその他の行事の代わりになるもの、
幼児期はそれがないのが当たり前だと思っていたから気にならなかったけど、
大きくなるにつれ、
圧倒的に周りと比べてお楽しみが少ない事に気付いてしまいます。
全くなかったわけではありません。
学校でバンド組んでた私を気遣って、
兄弟達で組んでたバンドに呼んでくれたり。
アウトドアの得意なご家族が山登りやキャンプを企画してくれたり。
奉仕に行ったら、夏休みの自転車奉仕の後にはランチに連れて行ってもらったり、
当時は毎月あった体育館でのレクリエーションや野外集会に、
習い事がわりに運動の得意な姉妹がバスケやバレーボールを毎週教えてくれたり。
楽しいことや埋め合わせが全くなかった訳ではないのです。
でも、やっぱりどうしても、
他所と比べるとお楽しみは少ないと子供心に感じていました。
そして、年が経つごとに、
JW内でのレクリエーションの比重が大きくなりすぎないように、と言う「助言」が増えていき、
段々と窮屈でしかないようにもなって行きました。
親も、その引け目は時々感じていたようですが、
多分、子供達が思うほどには「代わりになるお楽しみの必要性」を感じていなかったと思います。
そうしたらどうなるか?と言うと、
足りない分は、
隠れて楽しむようになる訳ですよね。
こっそり世の友達と遊んだり、
こっそり漫画読んだり、
こっそり男の子とお付き合いしたり。
その段階で、親に対する不満は膨れ上がるし、嘘ばかりつくようになるし、
一方で良心は疼いているわけで、
罪悪感から自己肯定感も低くなって行く。
言い訳ばかりうまくなり、
うわべは上手に繕えても、中身のない、誠意のない人間になって行く。
我が家に遊びに来ているゲーム制限子を見ていると、
そう言う自分の過去をそのまま辿ったような性格に育ちつつあるのについつい目が行ってしまいます。
その子の家庭はアウトドアが得意で、
週末に毎週家族でキャンプに出かけたりしているし、
その子自身も友達が少ない訳ではないのだけど、
圧倒的に「ゲームができない」と言うことがその子の中で不満としてすごく大きいのだと思います。
ご両親も普通にいい人たちだし、オシャレで美男美女夫婦で、リア充で羨ましいなーと思うのですが。まぁ、無い物ねだりですね
たぶん、うまくメディアと付き合う事に成功したご家庭もあるのだとは思います。
でも、その子の素質もあるけれど、
そのバランスを取るのはとても難しい事だと思う。
我が家はあえて、
やっていい、よく出来たゲームを積極的に与えまくる事で、バランスを取っている…、つもりです。
ちなみに、子供がやりたいと言ってきたゲームで、ちょっと親的には微妙…と言うやつは、
お手伝いで稼いで自分で買ってもらっています。ネトゲの課金とかも自分で稼いでもらってます。
自分の過去をなぞるまいと、
ちょっと甘くなりすぎているのかも知れません。
が、今のところ、
宿題もお手伝いも自発的にこなして、
兄弟仲もよくて、
何か言うと素直に言う事を聞いてくれる、
安定した子供達に育っている…のじゃないかな?と、
親バカながら安堵しております。
ちなみに、国語力低下や体力低下を心配しておりましたが、
正直、
関連性はないと思います。
本人の素質次第、と言ったところでしょうかね。
ゲーム時間の一番長い次男が、一番頭の回転も早くて運動神経もいいです。笑
ゲーム中の兄達に囲まれて幸せそうな末っ子