1980年時のNWOBHMブームが大好物なメタラーだった私ですが、LAメタルなる気持ち悪いルックスのバンドがゾロゾロ出て来たり、ジューダス•プリーストがシンセギターを導入したりしたあたりからHM/HRはあまり聴かなくなりました。
ポツポツと聴いていたのはハロウィンとかドリームシアター。
あとRUSH
ナイン•インチ•ネイルズはデビッド•ボウイ経由でその名前を知って。
そんな中で「ぬ?」とふと足を(耳を)止めたのがチルドレン•オブ•ボドムというバンドでした。
『Hate Crew Deathroll』(2003年)
このバンドの中心人物はギタリストの天才•アレキシ•ライホ。
バンド結成は10代、18歳でデビューアルバムを発表。ほぼ全曲の作詞•作曲を担当しています。
このアルバムは4枚目ですが、当時メンバー全員がまだ20代。
疾走感あふれるオープニング曲からミドルテンポの2曲目への流れが素晴らしいセンス。
ラストのアルバムタイトル曲はアレキシ•ライホ流の美学が満載のスケール大きい超名曲です。
ジューダスやメイデン以降でHMがヘビーローテーションになったのは久々。
ところが、2020年12月、アレキシ•ライホは41歳の若さで急逝してしまいます....
アルコールによる肝臓疾患、さらに睡眠薬のオーバードーズなどが重なったようです。
間違いなく、00年代の新しい天才ギターヒーローだったんですが、その天才が率いたチルドレン•オブ•ボドムはわずか20年でその歴史に幕を下ろしました。