新欧州人の一人が... | 5番の日記~日々好日編~

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気の向いた時に気の向いた事を勝手に書いています。
よってテーマは剛柔バラバラです。



初期パンクのど真ん中、いかがわしさ満開だった頃のウルトラヴォックス。

意外に古くて、前身となる「タイガー•リリー」というバンドの結成は1973年。

ジョン•フォックスは当時まだ本名のデニス•レイを名乗っていました。

唯一のシングルはあのガル•レーベルから。


そして「ウルトラヴォックス」としてのデビューアルバムがコレです。


『Ultravox』(1977年)


ブライアン•イーノ、スティーブ•リリーホワイトとバンドの共同プロデュース。

ボーカルはもちろん、ジョン•フォックスで、吐き捨てるようないかにもパンク!のボーカルスタイルなのにロキシー•ミュージックのような耽美感もあり、この頃はまだ限りなく実験的だったエレポップが同居する奇抜なサウンド。個性派揃いのロンドンパンクの中にあってなかなかの存在感です。


2年ズレていたらこんな音は作れなかったかもしめない、正に時代が生んだ名盤。




このバンドに関しては、実はもう10年以上前にこのブログで取りあげております。


で、白状しますと、私はジョン•フォックスよりもミッジ•ユーロ在籍時のウルトラヴォックスの方が好き。


 ↓↓↓↓↓


これもまた、時代が生んだ名盤です。

フォックス在籍時よりも "耳障り" はよくなりました。



そのウルトラヴォックスのベーシストだったクリス•クロス氏が亡くなったそうです。

71歳。


死因は明らかにされていません。



前身の「タイガー•リリー」からの唯一のオリジナルメンバー。

この人はカッコ良かった。