ブエノスアイレスから来たギタリスト。 | 5番の日記~日々好日編~

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4月に来日します。

スティングのバンドに参加した事で世界的に知られたギタリスト、ドミニク・ミラー。

昨年、3枚目のリーダーアルバムを発表しました。




ロンドンを拠点にしていますが、生まれはアルゼンチンのブエノスアイレス。


母国アルゼンチンの音楽はもちろん、ロンドンやアメリカ、さらにパリの空気まで感じさせ、ケルト音楽やスコットランド民謡、クラシックの影響もある....  ロックはジミヘン。


こんなに多国籍ごった煮な音を出す人も珍しいのです。



特にスティングとは約30年に渡って活動を共にしていただけあって「音楽の師」とは本人の弁。





そんなドミニク・ミラーの音楽をひと言でいうなら、「間」でしょうか。


「弾かない音も、弾く音と同じぐらい大切だ」

これも本人の言葉ですが、音と音の間にある無音の部分を意識する事によって深みを出す....


まるで能の世界。

ガイジンなんかに侘び寂びや間合いがわかるのか?なんて思ってたらとんでもない間違いで。


和の部分も感じます。




ものすごく難しい事をやってるわけでもないし、テクニカルな部分を全面に出すタイプでもないのですが、ドミニク・ミラー、唯一無二な個性派ギタリストだと思います。