「Autumn Leaves(枯葉)」と並ぶ秋のジャズのスタンダードで「Autumn in New York(ニューヨークの秋)」という曲があります。
♪ 寂しい休日はもうおしまい
♪ 田舎にも別れを告げる時
♪ そして この暗く憂鬱な日に
♪ マンハッタンのホテルに向かおう
♪ 思い出があふれる持ち物は捨て去り
♪ これから始まる冒険と戦いに備えよう
♪ この摩天楼の27階から
♪ 憎らしい街を見下ろして
ヴァーノン•デュークが1930年代に書いたこの曲は、ブロードウェイミュージカルに採用されたもののほとんど話題にはならず、その後フランク•シナトラが歌った事によって世に知られました。
そして、ビリー•ホリディやチャーリー•パーカー、MJQ、サラ•ヴォーンなどビッグネームが取りあげた事でジャズのスタンダード曲になりました。
チェット•ベイカーのバージョンは70年代でしょうか。
ギターとベースがいい感じに鳴っていて、抑制の効いたトランペットがいかにも秋の空気です。
シナトラみたいにゴージャスに朗々と歌い上げるのも悪くはないですが、音数が少ないチェット•ベイカーの「Autumn in New York」も捨てがたい。
寒さ倍増ですわ(笑)
『オータム•イン•ニューヨーク(ニューヨークの秋)』と言えば、リチャード•ギア&ウィノナ•ライダーが出演した同名の映画がありました。
遊び人のヤリチンおっさんがナンパした若いお姉さん
おっさんは柄にもなく本気になってしまいますが、そのお姉さんは病気で余命1年でした....
.....という歳の差悲恋のお話。
ジャズの曲とはあまり関係ないですね。