阪神タイガースが優勝した年には解散総選挙がある..... というジンクスがあるそうです。
が、
昨日、参院選 高知・徳島選挙区の補欠選挙と、衆議院長崎4区の補欠選挙が行われました。
どちらも与党vs野党の一騎打ち。
早々に結果が出たのは参院選 高知・徳島選挙区の方。
元々この選挙区、補選になった原因というのが、自民党の議員が秘書を殴って辞職したもの。
最初から自民党には逆風が吹いていました。
辞職した自民党議員は高知から出ましたので、今回は徳島から候補を出すかと思いきや、自民が立てて来たのはやっぱり高知県の西内健氏。
四国4県の仲の悪さは有名ですから(笑)、これで徳島票は期待できません。
それに、野党が推す候補は参院も衆院も経験のある広田一氏。
最初から与党不利の見通しだったのが最後までその通りになった...
ま、予想通り。
問題はこちら、
衆議院長崎4区の補欠選挙です。
こちらの当確が出たのは昨夜の22時20分頃でしたから、かなり接戦。
しかしこの選挙、自民党・元地方再生大臣の北村誠吾氏の死去によるもので、本来なら自民が負けるわけありません。
選挙で一番強いのは「弔い合戦」ですから。
ところが..,
亡くなった北村氏が後継に推していた県議を無視して自民党が担いだのは金子容三氏。
「これで弔い合戦と言えるのか」と地元の自民党県議がソッポを向きました。
対する野党候補の末次精一氏も、選挙では連戦連敗で、前回の比例区でやっと当選した人ですから、そんなに強くない。
結局、ドングリの背比べ選挙になったのが接戦の原因かもしれません。
イスラエル問題も放ったらかしにして岸田首相が長崎入りし、茂木幹事長や選対委員長の小渕優子まで応援に駆けつけたのは「接戦」がわかっていたからだと思われます。
結果、
何とか金子氏が当選して面目は保ちましたから、昨日の補選は自民党1勝1敗。
さて、
これで年内解散が微妙になって来ました。
1勝1敗なら、もしかしたら許容範囲かもしれませんが、1つ勝ってもこの内容では....
「岸田では戦えない」
こういう声が大きくなると党内で岸田下ろしが始まりますが果たして???
我々は「岸田では生きて行けない」んですが。