『バビロン』 | 5番の日記~日々好日編~

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『バビロン』(2022年/アメリカ映画)

監督・脚本:デイミアン・チャゼル

出演:ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、ディエゴ・カルバ



舞台はサイレント期のハリウッド。

大スターのブラッド・ピットとスターを夢見る女優の卵、マーゴット・ロビー、そして映画の製作に夢をかける青年ディエゴ・カルバ。



運命的な出会いを果たす兄さん姉さんたちですが、映画界はサイレントからトーキーへ移り変わりの激動期.....

この革命的な大波によって3人の運命は....



....という、実はこれまでにも何回か映画化されているネタです。

ドラマチックな時代だけに映画ファンなら大好物の設定ですね。




音楽がうるさく・雰囲気とにかくゴージャス。


黄金期のハリウッドですから華やか。

でも、大スター、大プロデューサーが仕切るブラック職場で、生き馬の目を抜く世界。

拾えるかどうかもわからない夢だけが転がってる上っ面の華やかさでもあります。




古〜い言葉で言うと "酒池肉林" で。

それは観ていて幸せな気分になります(笑)


予想外に排泄物やゲロもいっぱい出て来ますから耐性ない方は注意....




ただ、

上映時間が長いのです(笑)


本筋に関係ないエピソードが多いのは、枝葉を描く事でハリウッドという特殊な世界を見せてるんでしょうが、バッサリ切ってもうちょい短くてもよかったかも。



それでも、こんな長丁場を一気に見せてしまうのは監督の剛腕でしょう。

予想がついたラストのカットも、「やっぱり」なのに感動します。


好みの映画かと言われれば正直、ちょっと違うのですが、体力ある時にもう一度観てもいいかな。