出るに出られぬクリスマス.... | 5番の日記~日々好日編~

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気の向いた時に気の向いた事を勝手に書いています。
よってテーマは剛柔バラバラです。



『エル・カミーノ・クリスマス』(2017年/アメリカ映画)


監督:デビッド・E・タルバート

脚本:クリス・ウェーナー、セオドア・メルフィ

出演:ルーク・グライムス、ジェシカ・アルバ、ヴィンセント・ドノフリオ、ダックス・シェパード、ティム・アレン



クリスマスにはこういう、肩の力を抜いて見られる小品が良いかもしれません。



ネバダ州のエル・カミーノという架空の町(ド田舎)を舞台にしたコメディです。



亡くなった母親の手紙を頼りにこの町へ父親を探しにやって来たルーク・グライムス。

手紙の住所にあったアパートを訪ねてみると、すでに父親は引っ越していて、別の男が住んでいました。


「酒を奢ってくれたら前住人の情報を教えるよ」との言葉に騙されて酒場へ男を連れて行きますが、大した情報は得られません。


そして、この男が吸っていた違法な葉っぱのおかげでルークは濡れ衣を着せられ、酔っ払いの保安官に逮捕されそうになります。



.....逃げ込んだ店にいたのは店主とアルバイトのお姉さん、そして退役軍人の男。

イカレた保安官が発泡した為、血が騒いだ退役軍人の男が持っていた自分の銃で応戦!


ルークはいつの間にか "人質を取って立て籠っている凶悪犯" にされてしまいます。



そこに地元ケーブルテレビのレポーター、ジェシカ・アルバ(なぜか臨月)が登場、何も起こらない平和な町に退屈していた彼女は「チャンス!」とばかりにこの事件を全米に売りこみ、ついにFBIまで動員。



こうして、犯人のいない立て籠り事件はオオゴトになってゆきます.....




アメリカのコメディ映画ではたいてい、保安官はバカに描かれてますが、この作品もそう。

酔っ払っててナニしてるかわからない(笑)




クリスマスの日に起きた1日半ぐらいの出来事を描いたこの作品、よく見てると別にクリスマスである必然性もなく?(笑)


偶然に出会ったように見えるバラバラの登場人物たちが少しずつ近づいて、ルークの父親探しもちゃんとカタがついて全員が幸せになる..... クリスマスの小さな奇跡だという事になるんでしょうか。



人生には時々、奇跡が起きるんです。