二十億光年の孤独 | 5番の日記~日々好日編~

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気の向いた時に気の向いた事を勝手に書いています。
よってテーマは剛柔バラバラです。


※注:お亡くなりになったわけではありませんからね。



詩人、絵本作家、翻訳家、様々な顔を持ち、膨大な著書がある谷川俊太郎さん。


私にとっては「スヌーピーの翻訳をしてた人」なんですが、谷川さんの詩は60年以上に渡って我々を魅了し、小説やJ-POPに至るまで、この人の影響を少なからず受けています。



生きているということ

いま生きているということ

鳥ははばたくということ

海はとどろくということ


....これは40年ほど前の谷川さんの詩。

東日本大震災の後、ラップで歌われました。



日本の詩歌の美しさは、俳句の短さに最もよく表れている。詩も短く書きたい。機能的に、飾りを排して。

それでも貧しく痩せないようにどうするか。インターネットの情報量に対抗する質を、詩は持ち得るんじゃないか。



そういう谷川さん。



何も見まい何も聞くまいとして座っていても

世界はどうしようもなく私に触れてくる



....と言いながら80代でパソコンを自在に操り、詩集の電子版を配信。ワープロやデジカメも世に出始めた頃からすぐに使っていました。



ただ、Twitterに関しては、

「僕に140文字は長すぎる」



世間を騒がせる事件事故が起きる度にいつも、谷川さんならどう考えるだろうか? 気になっていました。





さて、

今年もまたノーベル賞の季節がやって来ました。

文学賞の発表は今日=6日だそうです。

そうなると、また "ハルキスト" のイタい人たちが村上某の文学賞受賞を念じて群れはるんでしょうか(笑)



先に言うときます。

村上某がノーベル文学賞なんて、

絶対・ないですよ。


そもそも何でこの人が受賞すると思うの?




ノーベル賞には「ノミネート」なんてものはありません。

ノーベル委員会は候補者の発表も一切していません。

(情報公開は50年後だとか)



つまり、

ハルキストの妄想。


スウェーデンに推薦状を送ると、委員会から律儀に「あなたが送付された推薦状は事故に遭う事もなく無事に届いてますよ」という "受け取り" が返送されるんだそうで、それを「ノミネートされた!」とカン違いしてるのでは?




村上春樹なんかよりもノーベル文学賞にふさわしいのは日本人ではただ1人、谷川俊太郎さんだけだと思います。