No Woman. No Cry アウトテイク | 5番の日記~日々好日編~

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よってテーマは剛柔バラバラです。



ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズのアウトテイク集

『No Woman, No Cry  OUTTAKES』


もちろん正規モンではないです。

2枚組CDで、タイトル通りのアウトテイク集、要はボツテイク。



しかし聴いてみますと、テイク違いではなく、曲が完成していない.....

どうやらスタジオのリハ音源のよう。

小遣い稼ぎしてやろうとテープを持ち出した奴がいたんでしょう。



まず、メロディがない(笑)

そもそもレゲエというのはそういうモンだと思ってますが、ここに収録されているのは、これからメロディラインを入れます、みたいな未完成状態のもので、完成バージョンよりかなり長いのです。




曲目は上の写真の通り。


これを聴きますと、日本人がレゲエをやってもしっくり来ない理由がよ〜くわかります。

ロックだと「ここでドーン!と叩いて欲しい」ところでちゃんとハイハットが鳴りますが、レゲエは1拍ズレる....  そのズレ具合が絶妙なんです。


リハ音源なのにかなり慣れていて上手い。

「プロがやってる」と間違いなくわかる音。



レゲエって、下手すりゃとんでもなく外してしまいますから。

この "ビシッとしたウネウネ感" はヨソモンには無理ですわ。


延々とダラダラ続く「I Shot  The Sheriff」なんてウェイラーズにしか出来ない。

ステージではこんな感じのパフォーマンスだったんでしょうか。



残念なのは、ボーカルのレベルが低い....  あ、歌唱力ではなくアンプの音量レベルの事です.....  確かにマーリーが歌ってるのに、どの曲もよく聴こえません。



でもスタジオのレコーディング風景ってこんな感じですよね。