京阪神では昨日、天気は良かったんですが、
梅雨の雨ってのはもっと“じめじめ”&“しとしと”じゃないのか?
警報が出るような雨、もはや梅雨じゃないでしょ。
『ウルトラマン』の後番組として始まった『キャプテン・ウルトラ』に登場した雨を降らせる怪獣、アメゴンっちゅうのがいるんです。
(このベタな名前、もうちょい何とかならんの?・笑)
こいつ、1分間に5,000ミリの豪雨を降らせるんだそうですよ。
ムチャクチャしよんな…
名前で早くもB級臭がプンプンしてますが、当時人気絶頂だった『ウルトラマン』が終わらざるを得なかったのは円谷プロの特撮チームが疲弊しきっていたから、と言われています。
あまりの怪獣人気で働き方改革も真っ青なハードスケジュールと、膨れ上がってゆく予算で「もう勘弁して下さい!」と泣きが入った…
そこで、円谷プロを休ませる為に次作『ウルトラセブン』までのつなぎとして始まったのが『キャプテン・ウルトラ』
特撮を担当したのは東映です。
怪獣も怪獣と戦う巨大ヒーローも登場せず、当初は『フラッシュ・ゴードン』のような宇宙を舞台にしたスペース活劇だったのが、やっぱり怪獣が出ないと子供たちには不人気で、途中から方向転換しています。
『ウルトラマン』『ウルトラセブン』の主流から外れた怪獣は皆B級の烙印を押されてかわいそうなんですが、この『キャプテン・ウルトラ』に登場する奴らは中々ユニークでしたよ。
主人公のキャプテンは中田博久。
この人、大変失礼ながらえらい悪人顔で(笑)、時代劇の悪代官や梅宮辰夫の『不良番長シリーズ』のイメージしかないんですが、正義のヒーローを演じたのはたぶん、これだけ?