ダブ・ポエット | 5番の日記~日々好日編~

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気の向いた時に気の向いた事を勝手に書いています。
よってテーマは剛柔バラバラです。

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ダブに乗せて社会的なメッセージを詩の朗読のような形で訴えるスタイルをダブ・ポエットと呼んでいます。

これはブリティッシュ・レゲエの重要人物で、ダブ・ポエットの第一人者でもあるリントン・クウェシ・ジョンソンの3枚目のアルバム
『Bass Culture』(1980年)


70年代後半にロンドンで沸き起こった若者たちのムーブメントはパンクだけではありませんでした。

英語を母国語としない我々日本人にも、セックス・ピストルズの
♪ No Future
♪ No Future
の叫びがちゃんと届くように、リントン・クウェシ・ジョンソンの吐き出すメッセージもグサグサと刺さってきます。


パンクとは真逆に、決して怒らず・叫ばず、感情を押し殺したように切々と歌い、リズムを刻み、音に溶け込む。
過去2作よりPOPになりましたが(これでも)、
ダブという表現法は、まるでこの為にあるようです。

怒りを歌うレゲエやロックが少なくなり、こういう事をやるアーティストはいなくなってしまいましたが…