「もう嫌いっ!」


「さっきの嘘。すまん」


「わがまま言ってごめんなさい…」


てめぇは女子か。


抱きしめられても


キスされても


心はひとつも動かない。


背が高くて


かっこよくて


なのに心が動かない。


だけどキスは気持ちよくて


多分からだの相性は良いんだと思った。(してないけど)。


ずっと考えてたのは君のこと。


私に恋してない君のこと。






まさかのまさかの、ほんとにまさかなんだけど。


飲酒運転で帰るわけじゃないわよね。


ありえないよね。


君、教師だよね。


お願いだから道徳的に駄目なことしないでね。

「俺らの関係ってドラマ化できそうなくらい、ちょっと変な関係じゃない?」


「友達じゃない。恋人じゃない。そんなのとは違う感情やな。あえて言うなら「恋人以上恋人未満」って感じ?」


「俺のとなりで寝たりするなよ。手ぇ出してしまうから。お前とはセフレみたいになりたくないから」


ねぇ、君が女の子だったらよかったのに。


私は君に恋してない。それは確かだ。


私が君にとって、「友達」でも「恋人」でも、もちろん「赤の他人」でもない、まったく別の「カテゴライズするのは困難だがとても大事な人間」というよくわからない、しかし極めて大切な場所に位置していることは知っている。


ボーダー特有の執着はしてる。


君といると安心しきってしまって


「人肌恋しくて」くっつきたくなったりする。


だけど君は男だからそれだけじゃ済まない。


君に彼女が出来たら、もう君とはめったに会えないし、そうなってしまうのはすごく寂しい。


だから君が女の子だったらって、心の底から思ってる。


中学生みたいに恋愛に純粋で、「倦怠期」なんて言葉も知らない君。


ときめきを求めるから、君の恋愛は持って1年だよね。


相手を全部知ってしまったら、恋は醒めちゃう。


私とは全く違うスタンスでいる君。


でも私は君のその純粋さを、評価して尊敬してるよ。


いつも飄々としていて、ひとりが好きで、だけど不器用にしか生きられなくて実は結構苦しんでたりする。


そしてどこか私に似てる。


「すげぇ信頼してるし、お前に1番自分の素を見せてる」


そう君は言ってくれたことがすごく嬉しいし、認めてもらってると思ってる。


多分今、精神的な意味で君の1番近くにいるのは私だ。


君に彼女が出来ても、振られても、私は変わらないスタンスでここにいる。


私はずっと変わらない。


それってすごく貴重な関係だと思う。


出会えたことに感謝してる。


「最初から、全部ぶっちゃけちゃったのがよくなかったなー。ドキドキも何もないんだもん。」


そういって笑う君は、どけどすごく嬉しそうだ。


君と出会えて良かったよ。


君も私と出会えて良かったと思ってくれてるのがよくわかる。


ずっとずっと、こんな関係でいようね。