稲盛和夫は、「人生は、心の修行のために設けられた道場と見なすことができる」と考えているの。彼は人生の目的を一言でこうまとめてるのよ——「心性を高め、魂を磨くこと」。これは決して抽象的な説教なんかじゃないの。稲盛和夫に言わせれば、人はこの世に生まれ、一つの肉体を携えて、悲歓離合や成功と失敗、幸運と不運を経験するのは、すべて生命が終わる時に、魂を生まれた時よりも少しでも純粋にするためなのよ。
だから彼は、人生の価値は一人ひとりの真剣さの度合いにかかっていると言ってるの。ぼんやりと一生を過ごす人と、毎日を真剣に向き合う人とでは、その人生の「シナリオ」は全く違ってくるのよ。目の前のすべてのことに対して真摯に向き合い、いい加減にせず、逃げたりもしない——そういう態度そのものが修行なのよね。