【妄想Zone】「友達以上・恋人未満」(風磨) | ☆つっこのオモチャ箱☆

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つっこの「元気のモト」:Sexy Zone(佐藤勝利くん多め)、エンタメ、ドラマ…などを詰め込んだブログ♪セクゾ小説も書いてます

 

明日、6/1発売のSexy Zoneのニューアルバム

 

『ザ・ハイライト』

 

 

本日、フラゲしてきました~爆  笑

 

 

まだ発売日前なので、曲や特典映像の感想については、また後日(^_-)-☆

 

 

 

なんか、久しぶりに妄想モードに入ったので、「ナス色のあの人」の恋物語を書いてみました口笛

 

(色を出すためだけにやった診断w)

 

 

茄子紺

 

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*【妄想Zone】は、毎回読み切りの超短編セクゾ小説です。


「もし、こんな恋愛ドラマをSexy Zoneのメンバーが演じたら…?」なんて思いながら書いてます♪

 



《設定》

・風磨とヒロインは、大学の同級生。

・2人で一緒に飲みに行ったり、遊びに行ったりする仲。

・ヒロインは風磨のことを好きだけど、二人の関係はハッキリしない。




*************


【友達以上・恋人未満】
(風磨)


「それ、ヤバくね?」

私がスマホを失くしたと言ったら、隣を歩く風磨は真顔で眉をひそめた。


「…だよね。でも…たぶん、さっきの5限の教室にあると思う」

駅まであと数分…という所まで来ていたが、私は大学へ引き返すことにした。


「それじゃ、またね!」

私は風磨に手を振って、もと来た道を足早に戻った。


~~~~~~~~~~~~~~


5限を受けた教室は、もう今日は授業がないらしく無人だった。


ここは400人近く入る大教室なので、自分がどこに座っていたのかハッキリと覚えていない。


仕方なく、曖昧な記憶を頼りにエリアを絞り、机の中を一つ一つ確認することにした。


すると…


♪♪♪…


聞き慣れた着信音が、無人の教室に響いた。


音は、私の少し前から聞こえてくる。

音を辿って、2列前の壁際から3番目の机の中を覗くと、そこに私のスマホがあった。


「あったぁ…」

思わず呟いてからスマホを手に取ると、画面には風磨の名前が表示されていた。


「よかったな」

応答ボタンをタップするなり、電話の向こうの風磨が言った。


「あ…うん。スマホあったけど…え?なんで?」


あまりのタイミングの良さに私が驚いていると、風磨の押し殺したような笑い声が聞こえてきた。


…スマホを当ててない耳からも。


まさかと思って振り返ると、壁にもたれた風磨が、こちらに向かって手をヒラヒラと振っている。


「来てくれたの?ありがとう」

私がお礼を言うと、風磨はフッと鼻で笑って私に近づいてきた。


風磨は、照れ屋で素直じゃない時もあるけど、基本的に仲間に対しては面倒見がよくて優しい。


こうして私に優しいのも、仲間としての優しさ?

それとも…私は特別だと思ってもいいの?


風磨と『二人きり』で出かける女子は、私だけみたいだけど…


風磨に「付き合おう」とか言ったことはないし、言われたこともない。

 

でも、私のことをどう思ってるのかなんて、今さら聞く勇気もない。

 


それで気まずくなるくらいなら、「友達のまま」がいい…。


頭の中で、いつものストッパーが作動する。



そんな私の気持ちを知らない風磨は、私のもとまで来ると、私のスマホを覗き込んだ。


「そういやお前、俺のことなんて登録してんの?」

「フツーに風磨の名前だけど?」


「ちょっと貸してみ」

風磨は、私からスマホを受け取ると、素早く何かを入力した。


「ほい」

風磨から返されたスマホを確認する間もなく、私のスマホの着信音が鳴った。


見ると、画面には『イケメン』という文字が表示されている。

 

もちろん、電話をかけてきているのは目の前の風磨だ。


私は、思わず吹き出した。

風磨は、スマホに耳を当てて涼しい顔をしている。


私は応答ボタンを押し、「却下!」と言って電話を切った。


「え?ひどくない?」

言葉とは裏腹に、風磨は楽しげに笑っている。


「んじゃ、これならどうよ」

風磨は、再び私のスマホに何かを打ち込んだ。


スマホが返されると、先程と同じように私のスマホの着信音が鳴った。

画面の文字を見た私は、思わず固まった。


『私の彼氏』


確かに、そう表示されている。


風磨は、スマホを耳に当てながら、真っ直ぐに私を見ている。

さっきとは違う、真剣な表情で。


私は、ひとつ深呼吸をしてから応答ボタンを押し、とびきりの笑顔で言った。

「採用!」



この日、私たちは『友達』を卒業した。




(fin.)



*************


以上です。

 

 

ひねりのきいた風磨くんの告白、いかがだったでしょうか?



実は、私が初めて書いた【妄想Zone】のストーリーも、「友達以上・恋人未満」という話なんです。


よかったら、私の処女作も読んでみてください(^_-)☆

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