【妄想Zone】「PEACHファイブ♡」 | ☆つっこのオモチャ箱☆

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つっこの「元気のモト」:Sexy Zone(佐藤勝利くん多め)、エンタメ、ドラマ…などを詰め込んだブログ♪セクゾ小説も書いてます

 

*【妄想Zone】は、毎回読み切りの超短編セクゾ小説です。


いつもは、「もし、こんな恋愛ドラマをSexy Zoneのメンバーが演じたら…?」なんて思いながら書いてます♪

 

 

…が、今回は遊んでいます口笛

 

 

《設定》

 

・朱里と陽菜は、学生時代からの友人。

 

・二人は今、陽菜の家で飲んでいる。

 

 

***************

 

 

【PEACHファイブ♡】

 

 

「あ~、もうやってらんないっ!」

 

朱里は、手にした缶ビールを一気に飲み干した。

 

 

会社で何かあったらしい朱里は、細かいことを愚痴ったりせず、ただ豪快に缶ビールを空けていく。

 

 

「ところで、陽菜はどうなの?保育士さんって大変そうだけど…」

 

朱里は、私に話を振ってきた。

 

 

「まあ、色々あるけど…楽しいよ。例えばね…」

 

私は、今日あった出来事を話し始めた。

 

 

~~~~~~~~~~~~~

 

 

私が受け持つクラスには、『PEACHファイブ』と呼ばれる5人の男の子がいる。

 

 

彼らは、幼稚園児ながらもイケメンで個性的。

 

まあ、簡単に言えば『人気者』だ。

 

 

「なにそれ?F4みたいなやつ?てゆーか、ピーチって何よ?」

 

 

朱里のその質問に、「『桃組』だからピーチ」と答えたら、朱里はケラケラと笑った。

 

 

今朝は、農家の方を園に招いて『やさいをたべよう!』という食育講座があった。

 

 

『苦手なお野菜も、大好物に変身!』というコンセプトで、子どもたちに嫌いな野菜を「魔法の調理法」で食べてもらう。

 

そして食後に、「☆」の数で子どもたちが美味しさを判定する…というイベントだった。

 

 

他の子たちが、大人を意を汲んだかのように『星5つ』を連発する中、キュウリ料理を食べた聡くんだけは、真剣に悩みながら『星3.5』を出した。

 

 

後ろで見学していた園長先生は慌ててたけど、農家の方は「よし!次は『星5個』もらえる料理を考えてくるぞ」と嬉しそうに笑っていた。

 

 

「聡くん、いいね♪推せるわ~」

 

朱里は、満足そうに頷いた。

 

 

 

自由時間になると、マリウスくんが絵本を持って私のところにやって来た。

 

 

「ひなせんせい、これよんで」

 

マリウスくんが差し出してきたのは、自宅から持ってきたらしい横文字の絵本だった。

 

しかも、英語ではなくドイツ語だ。

 

 

困った私は、マリウスくんを園庭に誘った。

 

すると、砂場にしゃがんで熱心に何かを作っている勝利くんの後ろ姿が見えた。

 

 

「勝利くん、何を作ってるの?」

 

私が問いかけると、勝利くんは得意げな顔でこう答えた。

 

 

「ステーキのエスカルゴバターソースがけ」

 

フランス料理らしいその一品が、最近の勝利くんのお気に入りだ。

 

 

「また~?しょーりってワンパターンだよね」

 

「おまえ、おれをバカにしてんの?」

 

 

二人は、いつものように揉め始めた。

 

とは言っても、まるで子猫のじゃれ合いのようで微笑ましい。

 

 

「天使!尊いキラキラ

 

そう言って、朱里は拍手した。

 

 

 

「あとの二人は…ヤバいよ」

 

私は、思わせぶりな前置きをしてみた。

 

 

「なになに?はよっ!」

 

程よく酔いが回ってるらしい朱里は、両手で机をバンバンと叩いた。

 

 

あれは、お絵描きの時間。

 

みんなが静かに絵を描いているのに、ワンパクな男の子たちが、席を立って騒ぎ始めた。

 

いくら私が注意しても聞かず、困り果てていると…

 

 

「おれがあいつら、なんとかすっから…」

 

みんなから一目おかれている風磨くんが、座り込んだ私の肩をポンと叩いた。

 

 

その言葉通り、風磨くんがワンパクたちに何か声をかけると、ワンパクたちは笑顔で席に戻っていった。

 

 

「いったい、何を言ったの?」

 

そう訊ねても、風磨くんは「さぁね~」と、はぐらかすだけだった。

 

 

「やばっ!その子何歳よ?」

 

惚れてまうやろ~、と朱里は爆笑した。

 

 

「あと一人は、もっとすごいの?」

 

「フフフ…、聞いちゃう?」

 

 

力強く頷く朱里の耳元に、私は内緒話のように手を当てて小声で言った。

 

「健人くんっていう、女の子たちから絶大な人気がある子なんだけどね…」

 

 

その続きを聞いた朱里は、私に握手を求め、ハグまでしてきた。

 

 

「めっちゃ羨ましい!陽菜と代わりたいわ~」

 

感極まった朱里は、涙まで流している。

 

 

 

「ねえ、その子らさ…」

 

呼吸を整えた朱里は、真顔になってこう言った。

 

 

「いつか、日本中を笑顔にするアイドルになるかもね。…いや、なってほしい!」

 

「そうだね」

 

 

私たちは、『PEACHファイブ』の未来に乾杯をした。

 

 

(fin.)

 

 

**************

 

 

以上です。

 

 

今回は、『もしもセクゾのメンバーが幼稚園児だったら…』というテーマで遊んでみました口笛

 

クスッと笑っていただけたら嬉しいです♪

 

 

健人くんが、「陽菜せんせい」に何を言った(した)のか?

 

それは、みなさまの『妄想力』にお任せしますラブラブ

 

 

 

《追記》

 

コメント欄の返信の中に、健人くんのエピソードも書いてみました♪

 

 

 

★【妄想Zone】(物語)の一覧を貼るので、よかったら他の話も読んでみてください♪

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