秋の夜長。
読書に最適な季節がやってきました。
先日、チラっと装丁をお見せしたこの小説を読みました。
「贖罪」(湊かなえ)
「湊かなえワールド」全開の、心をザワザワさせるミステリーです。
空気がキレイなことだけが自慢の田舎町。
そこで、「小学生女児殺人事件」が起こる。
被害者と一緒に遊んでいて、犯人の顔を見ていたはずの4人の少女たちは、口を揃えて「犯人の顔を覚えていない」と言う。
そんな4人の少女たちに向かって、被害者の母親が投げつけた言葉は、4人の少女たちにとって重い十字架となる。
そして、その言葉に縛られた少女たちもまた、数奇な運命をたどっていく…。
「罪」そして「償い」とは?
この小説を読み終わってまず思ったことは…
被害者の母親が「害悪」!
もうアカン。
この人は、色々とアウトです。
犯人以上に許せないくらいの人でした。
物語は、大人になった少女たち(被害者の友達)の目線で、「1人一章」というカタチで進んでいきます。
事件後に疎遠になった少女たちが、それぞれ抱えてきた葛藤。
そして、彼女たちを待ち受ける運命とは…
そんなに、みんながみんな「不幸のてんこ盛り」なんてないでしょ
と思うものの、人物像がリアルだから起こる出来事もリアル!
読後感は、(湊さんのミステリーとしては)いい方だと思います。
ところで…
湊かなえさんと言えば「ミステリー作品」が有名ですが、以前、湊かなえさんの「青春小説」を読んだことがあります♪
(高校の部活動を描いた作品)
「その作品の主人公が、佐藤勝利くんにピッタリだな~♪」と思って、『勝利くんに演じてほしい役柄』というブログを書いたことがあるので、よかったらチェックしてみてください(^_-)-☆
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