いいですねえ
青春ですねえ
きっと私が読みたいのは
こんな物語
仲間がいて
一つの目標を目指す
しみじみしたりほのぼのしたり
むっとしたりきゅんとしたり
笑ったり泣いたり
そして最後はワクワクドキドキ
読み終わって
「あー面白かった！」っていえるような
読み終わって
もう一度読みたくなるような
ハイジの野望に向け
淡々とまわりを巻き込んでいく静かな情熱
走の「走る」ことに賭ける思い
そしてその成長
双子のそれぞれの思いも
ユキと家族の思いも
ひとつずつきちんと描かれて
箱根駅伝のおもしろさも描かれている
「一瞬の風になれ｣佐藤多佳子とは
また少し違うけど
それは短距離と長距離の違いなのか
高校生と大学生のちがいなのか
名門陸上部と無名陸上部のちがいなのか
同じ「走る」世界を描きながら
それぞれ違うおもしろさ
「風」ってキーワードは同じだけど・・・
やっぱり「本を読む」って
楽しいですねえ
私より一歩先に読み終えた次男も
最後は一気読みだったらしい
中間テストのラストスパートに入った今
「清瀬にたすきが渡った」って言ってました