亡くなる当日
たまたまなんだけど
午後に病棟を変えますね。
と連絡があった。
長期化する可能性を考えての病棟移動のようで
大きな理由でははないとのことだし・・と
いつも通り16時過ぎに病院に行ったら
父はベッド上で
辛そうな表情と足をバタンバタンさせて苦しんでいた。
呼吸もしんどそうで顔もパンパンじゃん・・
え、どうしたの
腎炎?なに?なんでこんなに顔むくんでるの?
この2~3日もしんどそうだったけど、そんなものではなく、
あきらかにとても辛そうだった
看護師さんに
父の様子がいつもと違います
と言ったけど
新しい病棟のスタッフさんなので
状況がわからず、また夕食時でバタバタしてて
そのうち浅い呼吸になってくると、
ようやく看護師さんが え? と言って
慌ててモニターつけてくれた。
その、あまりの辛そうな父の背中をさすりながら
もう最期が近いと思った私は
泣きながら姉に連絡してた。
その後、
じーちゃん、
もう、がんばらなくていいよ。
そろそろ、迎えにきてもらって・・
と伝えたら
目が合ったのを覚えている。
到着してから1時間半位は
苦しそうな表情だったけど
落ち着いた頃には
近くで手を握っていてあげてください
と言われた。
私も最後に耳元で
ありがとうね。
と泣いてたら
父の目からもスーっと涙が流れた・・
私が病院に行って約2時間後
父は息を引き取った。
お疲れ様。
がんばったね。つらかったね。もう、ゆっくり休んでね。
最期に間に合って良かった。ありがとう。
2014年 4月
81歳5ヶ月で旅立ったのでした。