2014年 83歳 3月
母をグループホームに置き去り()にしたわけだけど
母は家に帰りたくて仕方ない様子だったらしい。
そして母はそれまでに前例のない『脱走魔』となった。
何度も脱走しては
連れ戻されてた・・
大変ご迷惑おかけしました
施設の出入り口の鍵の行方をジーっと見て覚えて
鍵を開錠して脱走するらしい。
母があまにり脱走するので
鍵を増やし、3重ロックにしたそう
1種類は職員のポケットにあることを確認すると
ポケットに手を入れて取ろうとまでしたらしい
オイオイマジか
あまりの執着に
施設長さんが
『なら一度、自宅に連れてってみよう。何かしたい事とがあるのかもしれない』
と付き添って帰宅させてくれた事があった。
ええヒトや・・
結果は
特に何かをしたいワケじゃない。
何かをしたかったとしても、忘れてしまったしね。
自宅に帰りたいの気持ちだけが残ってたのかな
満足したのか、諦めたのか・・・
1時間ほど家に居たら落ち着いて
帰りの車には素直に乗り
そして、施設に戻ってくれた。
この時私は実家に居たんだけど
素直過ぎてちょっとビックリしつつ
安心したー
その後は脱走も無くなったみたいでホッ。
とは言え
この時の母は
まるで2~3歳児みたいに
そんなかわいくはないが
あれがしたい、これがしたい、あれが欲しい、それはイヤ
みたいに、
欲求の赴くまま自由に生きていた。
注意されれば逆上するという
手に負えない老人になっていました
グループホームでは
激しすぎるモップ掛けとか、激しいドア開閉とか、
器物損壊ギリギリ
勝手に人の部屋にガンガン入ってしまうとなど
問題行動が多すぎの問題児ならぬ、問題ばばぁ
困り果てたグループホームからとうとう呼び出しがあって
その話の中で、
隣町にある、精神病院の認知症外来の受診をすすめられたのです。
そこに通って薬を処方されて
おとなしくなった方がいました。
受診してみてはいかがですか
え、そんなところがあるのですね
さっそく行ってみます
と
予約してすぐに受診する事に。