報道ステーション 古舘対石原 パート2 | 多分世界最速ブログ中継

報道ステーション 古舘対石原 パート2

F:石原さん、あの天皇陛下がね、この前、園遊会で、えー、国旗国歌に関して、国家が強制するのではなく、みたいなニュアンスのことをおっしゃって、自然だなーと正直感動したんですよ。あれ、どう思われますか?

I:そりゃその通りでしょ。しかしね、要するに一方、つまり国の法律でですね、えー、国歌は君が代としてね、国旗は日の丸であるという、ま、法律で決めたわけですよ。それで、義務教育の段階でですね、私達はやっぱりその、していにね(??)日本人の教養、素養っていうものの根底を作るわけですよ。そこの中では教育の指導要綱としてそれがうたわれているわけですから。だから、それをね、実行しない先生は公務員なんですからね、だから公務員として責任を取ってもらうという措置をね、東京の教育委員会がとっているだけのことで。

F:いや、だけどね・・・

I:それは強制でもなんでもない。先生として責任をとってもらう。すべきことをしてもらっているだけのこと。

F:いや、それが強制じゃないっていうなら、強要じゃないですか?強要してるんじゃないですか?僕が思うには・・・

I:いや、指導してるんですよ。

F:いや、どっちでも良いと思う。だって、石原さん・・・

I:いや、先生は少なくとも指導するの。生徒がそれに従うか従わないか、っていうのは別にしてもね、先生はそういう義務があるんですよ。国家が決めた。

F:そうかなぁ・・・

I:そうかなぁじゃない、決めたんだから。

F:だから、そんな強制だっていうのもおかしいと思う。おかしいし・・・

I:そうじゃないよ、指導してくださいっていう通達をしているんだから。

F:もう自由に任せれば良いじゃないですか。

I:自由に任せる?そんな馬鹿なことありますか。あなたね、どこの国だって自由任せでやってませんよ。

F:いや、学校で日の丸かかげなくても、もうアジアカップで若者こう日の丸振ってるから、まぁ、良いじゃないですか。

I:それはだね、すでにその前の要するにサッカー見に行ってる小学生、中学生だけじゃないですか。普通の大人がいるわけでしょう?私は、それはね、アナタのほうがおかしいと思うよ。どうかしてるんじゃないの、君。

F:いや、石原さん、自分イコール国家っていう世代とかね、敗戦の悔しさとかね、石原さんのように、生まれながらの才能があって、っていう人と違う、大多数の人はね、って、僕は決め付けられないけど、僕の世代で言えば、昭和29年生まれですけど、戦争は体験してないわですね・・・

I:でも、「こういう歌が国歌ですよ、これが日本の国旗ですよ、象徴ですよ・・・

F:それはわかってるんです。

I:教えれば良いじゃないですか。教えるためにだね、行事の時には国歌を歌いですね、国旗を掲揚するわけです。

F:でも、歌いたくない人は一部座ってても良いんじゃないですか?

I:そりゃ生徒が座っているのは勝手ですよ。しかし、それを指導するのは先生の責任でしょう。

F:でもやっぱり天皇陛下が・・・

I:決められた義務なんだから。天皇陛下は一般の話をしていらっしゃるわけだよ。

F:自然な形でっていうのが一番良いんじゃないですか?

I:自然はそりゃ義務教育を終えたあとの話だよ。

F:でもね、恐ろしくなるのは、それは良いんですよ、じゃぁ、義務だっていうことで、公務員で良いんですよ。だけど、そのはてに、っていう恐怖感があるわけですよ。

I:いや、それはあなたがたの一つの幻想、妄想であってだね、公務員が・・・

F:日米同盟がどんどん強化するわけでしょう?

I:あぁ?

F:日米同盟もっと

I:それはわからないね。アメリカ次第、日本次第。

F:アメリカ嫌いだと思っていた石原さんがアメリカに守ってもらわなくちゃっていって・・・

I:アメリカ嫌いじゃないですよ。私は日米関係で嫌いなのは日本だよ。自分の主張をしないんだから。

F:だから、NOと言えない日本が一番嫌いなのはわかるけど、米軍再編一つ取ってもですね、ま、ちょっと横田のね、あの軍民強要おいておいて、横田基地おいておいて、言わせて貰えば、もう、地球の東半分は、守んなきゃ、守るっていう今回のトランスフォーメーションの、軍事革命の日本は出先機関でしょう?極東どころじゃないんでしょう?ちょっと怖いわけですよ。そういう人、いっぱいいると思うんですよ、石原さん。

I:いや、しかし今ね、ま、アメリカのね、そのイラク出兵って言うのは是々非々あるでしょう。しかしね、それによって、つまりフセインっていう、サリンガスで何万っていうクルド族を殺した独裁者が少なくともいなくなった。ところがやっぱりその結果ね、それが引き金になってだね、ま、ハンチントンが言ってた文明の衝突になってだね、これはもうアメリカとイラクの問題じゃなしに、イラクで今テロをやってる連中っていうのはイラク国民以外のテロリストがほとんどでしょ。それが指揮してるわけでしょ。そういった事態の中でね、つまりなんていうか、治安というものを要するに、誰が一番要求しているかって、イラクの国民だと思いますよ。その手助けをですね、影でするのがつまり自衛隊の使命であって、自衛隊が直に出て行ってあそこの治安の鎮圧をしているわけじゃない。いずれにしろね、そういうまさに文明の衝突になってしまったわけで、今の世界の状況の中で、そりゃテロはこれからもっと大きくあちこちで起こるでしょうよ。それが大きな紛争にですね、拡大しないためにアメリカがアメリカとして、軍事力を背景にして、世界の警察官だかなんだか知らないけど、それだけの責務があるでしょう。してもらわなけりゃ誰がやるんですか。野放図にしておくんですか、テロを。

F:9.11があったからといって、国連無視して単独行動主義で、大量破壊兵器もあるかないかわかんないところに、アメリカが突っ込んだこと自体でこうやってイラクが混乱してるんだから、そもそもアメリカ突っ込まなきゃ良かったじゃないか、自衛隊くっついていかなきゃ良かったじゃないか、って、何で、ブーツオンザグラウンドまで行くんだっていうところありますよ、石原さん。

I:それはそういう意見もあるだろう。私はそうは思わない。今の政府も思わない。多くの日本人はそれを支持している。

F:多くの日本人が支持している・・・

I:こんなフリップだけでね、全体の意見にならないよ。どこの局がどうやって作ったか知らないけど。

F:確かにね、自衛隊が派遣されるっていうときは、そんなに反対少なかったわけですよ。

I:しかしこれからね・・・

F:当面現実主義でアメリカともう同歩調で行くしかないんですか。くっついて。

I:いや、それはやっぱり、日本は日本の、もっとイラクの問題に関わらない、もっと違った国益があるわけですよ。北朝鮮とのかかわりだって、中国との会議だってこれからあるでしょう。そのとき、その軍事保証を日本一人で仕切れるんですか。仕切れる力を日本は持つんですか。もつべきなの?もつべきじゃないの?日本は泣き寝入りするの?

F:いや、そんなこと言ってないですよ。NOといいながら、YESといいながら・・・力のある人がでてきて、べったりじゃない人が出てきてうまくやれば、アメリカが・・・

I:べったりじゃないってどうやるんですか。

F:いや、そういうのを石原さんがやれば良いじゃないですか。

I:石原さん?私・・・

F:アメリカに物申せるでしょ、石原さんは。

I:言うだけのことは言ってますよ。

F:もっと立場が変わればさ、亀井さんと仲良いんだし。

I:いや、仲あんまり良くないよ。

F:加藤紘一さん、亀井さん、古賀さん・・・

I:あんなもん、ダメだよ、あの3人は。

F:ダメって、かげで結構会合してるんでしょう、亀井さんと。情報交換やってんでしょ?

I:情報交換ぐらいはするでしょう。

F:そうしたら、あの人たちが今、小泉さんに対してその3人が抵抗しているところ、より強くアピールしだしているから、この自衛隊派遣だって仲の良い亀井さん反対だって、あの、期間延長だめだって言ってるんだから、一応表向きは。

I:いや、だから全然違いますよ。

F:そこに担ぎ出してもらえば。

I:誰が?

F:かつての石原新党。

I:馬鹿じゃないの。

F:何が馬鹿ですか。狙ってたんじゃないですか。期待してたんですから。

I:君が期待してもらっても、だから都知事をやったんですよ。とにかく東京から・・・

F:石原さんは総理をやりたかった人じゃないですか。橋本派も衰えてきたじゃないですか。どうですか、これから。こんなに元気なんですから。70超えて。

I:長屋のはっつぁんみたいなこと言ってちゃだめだよ、あんた。

F:何、長屋のはっつぁんって。口調がですか?

I:いや、そうじゃなしに。短絡的でさ。

F:石原さんだって短絡的なところあるじゃないですか。問題発言ばっかりして。

I:問題発言?私が短絡的でどんな問題発言したんだ。言ってごらんよ。

F:物議をかもして、堀江けんいちさんをペテン師といってみたり、昔から・・・

I:あぁ、僕は嘘だと思うね、あの人がやったことは。

F:自分が冒険野郎だからって、もうちょっと大きい器で許せば良いじゃないですか、堀江さんを。

I:それはあなたおかしいよ。本当の行為者の本当の記録って言うのはちゃんと登録されるわけですからね。

F:そこは厳しく見る?厳しく見るなら、日米同盟現実主義だけじゃ、石原さんっぽくないなぁ、申し訳ないけど。僕の勝手な思いいれかもしれないけど。

I:あなたあっちいったりこっちいったり、飛んだり跳ねたり、もうちょっと落ち着いてもの話なさいよ。

F:何言ってんですか。僕が飛んだり跳ねたりしなかったら、僕の意味がないじゃないですか。

I:大事な番組やってるんだからさ・・・アスリートの何だっけ、変な、ぶら下がって落っこちるみたいな、そんな中継と違うんだから。

F:何を言ってるんですか。そういうの大好きで見て、「君のファンだよ」って言ったじゃないですか。

I:君のファンだよ。

F:僕は飛んだり跳ねたりするタイプなんですよ。それからあと何年かしたら、もうちょっとどっしりして見せますよ。石原さん、もう一回チャレンジして下さいよ。なんか、国政のほうで。だって、ナベツネさんが引っ込む、ま、院政ひいているかどうか知らないけど、とりあえず引っ込む、それから、ね、西武の堤さんとは言わないけど、西武コクド側が、噂じゃ、ライブドアの堀江さんに膝ついて、「買いませんか」って言ったっていう噂もある。古い、独裁者系の人たち、お殿様が引く時代だから、ここチャンスでしょう。割れ目から。

I:私は古いお殿様ですよ。

F:いや、そうだけど、ちょっと違うのは、古いタイプの経世会がちょっとこういう風になってるように、僕は、浅はかかもしれないけど、思うからさ。

I:いや、あんなものはもうとっくにダメだよ。

F:石原さん、チャンスですよ。

I:あぁ、そう、何をやるの。

F:総理大臣ですよ。

I:そうかぁ。

F:落ちてもいいから立候補ですよ。

I:よし、頑張ろう。一度落ちたからな、経世会に邪魔されて。

F:都知事だって、美濃部さんのときに落ちて、結果都知事になってるんだから。だから、まだあるかもしれませんね?元気だし。

I:うん、元気は元気だけどね。

F:あと、息子さんにもっと頑張ってもらって。

I:うーーん、やっぱりあの世代がね、やっぱりもうちょっと頑張んないとダメだよ。

F:じゃぁ、石原さんが頑張んないと。引っ張って・・・

I:私はもういい年ですよ。東京で手一杯。

F:じゃ、こういうところに出てきてくれるだけでもパワーがある証拠ですから。まだちょっと話したりないので、また今度出てください。

I:やっぱり君はもうちょっと落ち着いてものをはなさないとダメだな。

F:だから、いつも落ち着いてるんです。今日はちょっとわーっとなってるんです。石原さんだから。本当ですよ。どうもありがとうございました。

I:もうこれでおわりかい。全然まだ・・・

F:十分押してるんです。まだニュースあるんですから。落ち着くんですから、僕はこれから。