今朝寝起きそうそうのホットニュースが下です。

 

カマラ・ハリスの副大統領はミネソタ州現知事のワルツ氏(60)に決定。

 

日本国内ではすでに報道ずみでした。米国と日本の間ではニュースはとっくの昔に同時報道となっている。凄いものです。時代は変わった。

 

米副大統領の職務は自身の名前を紹介することにつきる。その後はひたすらおとなしく目立たない存在であることだそうです。だから過去4年間バイデンの陰に隠れて表立っては何もしなかったというトランプ側からのハリス批判は、全くの的外れに終わりました。

 

ハリスはまことに立派な副大統領の業績を残している。

 

ところが正反対だったのはバイデンで、彼は新人オバマの副大統領として活躍しすぎで二期目には政権中枢部から遠ざけられたとも言われている。

 

ただし超高齢のバイデンの副大統領としてはもしもの時には彼を引き継げるように常時準備しておくことというのが職務となっていた。

これにもっとも成功したのは偉大なFDRの死後に職を引き継いだトルーマン副大統領でした。ハリスもトルーマンのようになれるのかどうか、この先に期待したい。

 

今回カマラ・ハリスが大統領になれば、ワルツ氏が引き継ぐ方のチァンスはまずないでしょう。

 

皮肉にもトランプの場合とは正反対のようです。バンスはやはり高齢者トランプが率いるMAGA共和党の後継者として副大統領候補に指名された格好です。このバンスが職務面でトランプの代理となる可能性は極めて高い。バンスの後ろには、トランプの長男と野心家イーロン・マスクが控えている。

 

 

 

 

ワルツ氏はユダヤ系ではないそうです。一部では彼のドイツ系苗字からユダヤ系という噂が流れていた。

 

出身はネブラスカ州で20代過ぎまでそこで過ごした。大学がミネソタ州だったので移住した。父も教育家でしたが、高校卒業直後に癌で亡くなっていた。ワルツ氏も大学卒業後は教師をしていた。

ミネソタの大学で知り合った夫人も教育家です。大学時代にミネソタ州の州兵となり軍の奨学金を貰いながら大学を卒業した。通算23年間州兵予備役をこなし、下士官の最上位の曹長として退役している。州兵は戦争時には陸軍兵士となるので法的には陸軍退役軍人です。

一年間中国で教員をした経験があり今でも北京語で会話ができる、というご本人の話。

高校教員の後ミネソタ州下院議員、州知事を務めた。2020年にジョージ・フロイド事件の対応に関して批判を受けたが、それを潜り抜け2022年に知事に再選されている。民主党の中道寄りとみなされているが法による中絶禁止には反対のスタンスです。

 

昨日までハリスの副大統領は決まっていなかった。

ワルツ氏の経歴全般を見るとハリス側はバンス共和党副大統領候補をかなり意識していることは確かです。

 

下はWSJ(ウォールストリートジャーナル)によるワルツの紹介動画です。早くから準備していたようでご苦労様です。

このWSJはフォックスやNYポストと同じくマードック氏がオーナーですが、つい先日、跡目相続で揉めて裁判沙汰になっていた。

マードック氏は90歳を楽々超えているが、これも先月また結婚したばかり。相手はプーチンの側近にコネのあるロシア女性。

偽カナダ人も動画で言っていましたが、このマードック氏はトランプへの電話でバンスの起用に大反対したそうです。しかし真偽は不明。こちらの方がこの先ニュースになりそう。
 

 

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下はやはりWSJによるJDバンス紹介の動画です。

Who Is JD Vance? Why Trump Nominated Him for VP | WSJ - YouTube