NYの民事裁判とはトランプ企業を廃業に追い込もうというジェームズ総検事との闘争でもある。だからトランプは彼所有のSNSで黒人の彼女をピカブ(=黒ん坊)という人種差別剥き出しの渾名で呼んではやし立てている。

 

この民事のヘイトのターゲットはもう一人。判事エンゴワンだ。去年の起訴以来判事の命令にことごとく抵抗。散々にてこずらせていた。証人喚問では400回以上覚えていないとのみ答えている。ただ一回だけ証言録音がメディアに流された。その時は、財政報告の責任は経理担当重役のワイゼルバーグにある、にイエス!と答えた。

これ一回だけじゃないですか、まともに返事したのは。

ワイゼルバーグは今回証言台でこれを否定した。

 

 

トランプの抵抗姿勢が判事の判定に影響を及ぼしたのは民事判決では当然だが、トランプは決してこれを認めるつもりはない。これもこの裁判のねじれ悪化の一要因だ。

 

イヴァンカさんはもとは訴訟の被告人の一人だった。だが今年の6月になってNY高裁の判断により被告からはずされた。

彼女はトランプの長女としてトランプオーガニゼーションの副社長のひとりだった。この起訴の対象期間は2011―2021の10年だが2016からイヴァンカは重役でなくなっているので責任なしと判断されたのだ。しかしイヴァンカはあのワシントンのトランプインターナショナルホテルの辣腕総支配人と大統領上級顧問の2足わらじで大活躍した。

 

このホテルのリース権は2014年に米政府から買ったので収入&資産報告書がでたらめだったと認定されればアウト!コロナ禍もあり大赤字を出して2021に売却し150億円相当の利益を得た。これは詐欺で得た利益というのがNY州総検事の主張。その為の召喚です。しかもフロリダからわざわざNYへ。

 

現在イヴァンカはトランプと出来る限り距離をおいているが、住んでいるのは隣同士のようなもの。これも不思議のひとつ。

 

もう一つの憶測が流れている。それは夫婦仲です。

 

とにかくエンゴワン判事は来月1日が証言の日と決めた。親分トランプも来月証言することがすでに決定!😁😁😁