https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190704/k10011982781000.html

 

昨日から話題のこのニュースです。

 

簡単に言うと、国語の記述の採点部分を大学生のアルバイトに認めるというニュースですね。

 

皆さんは塾の公開テストや模試はどのように採点されているか知っていますか?

大手塾の募集を見たら分かりますが採点のアルバイト募集があります。

もちろん講師だけでできれば問題ないのですが、なかなかそういうわけにもいきません。(募集していない塾の国語の採点は一人の講師に任されていたりするのでかなーりミスがあったりします)

 

そこでアルバイトの人を使います。彼らはただ採点だけをします。

記号問題や漢字のチェックをするわけです。

どこの塾も1回目の採点→2回目のチェック→1回目の点数計算→二回目の点数計算という風にしています。(1回目の採点・点数→2回目の採点・点数パターンもあります)

 

で、国語算数理科社会の中で一番時間がかかるのは国語です。

例えば○学園の公開テストは国語の記述採点がほぼありません。(最近6年に一問増えた程度です)その代わり記述テストがあります。

記述テストは国語科 講師 が採点をします。アルバイトの人は使いません。(今も変わっていなければ)社会も論述部分は社会科講師が採点しています。

 

まぁ記述の採点をするのはいくつか理由があるわけですが、

 

まず大手塾の公開テストだと割と書きやすい記述が問題に選ばれる傾向にあります。

受講者が多いから採点しやすくするわけです。

答えにA/B/Cの3つの内容が必要で、書けていたら各2点で6点満点とかにするわけです。

これはある程度簡単に見えますが、

 

・同意可の判断

・てにをはの減点

・誤字の減点

 

などをあわせてしています。どれかに集中すると意外と下二つの見落としがあります。

同意可は割と想定外のものがでてきます。だから採点前にさっと答案の内容を確認します。そのときに、どこを根拠にしてこう書いたから○にしようとか、ここは△とかすりあわせをするわけです。

 

割と大変です。

 

これがプレ(学校の模試)だとさらに細かくなります。

 

簡単に分けて採点できないので、設問ごとに採点担当を決め、その問題だけを丁寧につけるわけです。

もちろん、上の判断がさらに細かくなりますし、学校によって採点基準がありますので、そこも考慮します。

(当・翌日発表の学校は国語の採点をちゃんとしているのかなぁと思う時があります……笑

 友達にきいたのですが、(私学の国語科教諭)

 基本非常勤、常勤問わず入試日は集められて、ひたすら採点していると言ってました。

 ですが、うーん、答案見せろ! ってつっこみたくなります)

 

今回の大学入試共通テストは後者の記述内容になると思います。

国語科講師ですら、かなりかかる採点なのに、アルバイトの人ができるのかといえば無理だと思います。(これが国語科の集団塾を経験しているアルバイト講師とかに限定すると変わってきそうですが。。。)

 

心配ですが……ここからは中学受験に関する話。

 

近年、この入試システムのせいで国語と社会は記述が増えていっています。

しっかりと傾向に対策できているか、ご心配な方は下より、相談してください。

 

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