暑い…本当に暑い…。

ですが、梅雨の雰囲気…アスファルトを冷やす降り始めの雨のにおいが好きです。

 

6年生であれば『受験の天王山』と表現される夏が近づいています。

夏の頑張りが受験の結果を左右する。間違えないと思います。しっかり頑張って乗り切りましょう!

 

社会科は夏にしっかりと苦手分野を探すことに注力しましょう。

多くの進学塾では夏までにある程度の単元学習が終了します。つまり今までのインプットの学習が終了します。ただ、インプットした知識が実際の問題演習(アウトプット)で使用できるのか?が重要なポイントです。

 

決めつけはよくないですが、最初は演習中心の授業になった時に、ボコボコにされて帰ってきます。

そこで重要なことはただボコボコにされるのではなくて、どこがボコボコなのかをしっかりとメモしておくことです。

 

というのも夏期講習中というのは長い授業時間と宿題で子供たちは忙殺されます。

つまり、夏期講習で苦手な単元や分野をしっかり洗い出しておいて…9月から少しずつ穴埋め(補完)をしていくというイメージです。

 

個人差はありますが、6年生後半は過去問の演習等に力がかかりすぎる方が多いですが、最も重要なのは普遍的な学習です。

志望校への思いからかできるだけ古い年度の過去問まで解こうとする方もいらっしゃいますが、社会科はトレンドの変化が激しい科目です。正直に申し上げて10年前と同じ形式の学校のほうが珍しいです。声の教育者さんの出している5年間分で十分だと思います。ぜひ塾の面談などの際に学校の傾向含めて塾の先生に伺ってみるのも良いかもしれません。

 

では関東地方をまとめたものです。

今回も1次産業の色は薄く、2次・3次産業が主体となります。今回は以前九州地方のところでお話したとおり関東地方の史跡?観光地?について紹介したいので、全体的に軽めに書きます。ご容赦ください。

 

 

〇農業

近郊農業(茨城・千葉)…正直何でも屋!

農水省のデータでもわかるように野菜という大きな品目でまとめてもTOP2・3に君臨する茨城・千葉。特定の野菜というよりも近郊農業!というイメージでいいかもしれません。

 

 

②高冷地農業(抑制栽培) 群馬県嬬恋村のキャベツなどが該当ですね。

 

③その他

群馬県…こんにゃくいも 千葉…らっかせい 茨城…早場米 神奈川…大根 埼玉…狭山茶・深谷ネギなどなど

都道府県ごとにありますよね?関東にお住いの方も多いと思いますので、3年生・4先生の頃からスーパーなどで野菜やお米はもちろんお肉やお魚などの産地を見つつお買い物をするなども一つの工夫かもしれません。

 

〇水産業

江戸時代からの伝統的ないわし漁ですが、当時の方法のように海岸から網を投げて…というわけではないです。一応儀式的なイベントとしては残っているものの現在は、船舶を利用しての漁となります。

 

〇工業

場所を解答させる問題はよくでます!地図帳で場所の確認を!ぜひ!

 

〇交通

言うまでもなく本当に多くの鉄道が走っていることや、高速道路も集結している大都市東京。

新幹線に関しては、分岐する駅や延伸が何年からだったのかを知っておくと年代ごとの旅客数から新幹線を当てるタイプの選択問題への対応ができます。

例:北陸新幹線 長野~金沢間延伸 開業(2014年)とか…そうすると2015年の旅客の数が不自然に増加しているものを選択すれば北陸新幹線を選ぶことができることになります。

 

〇人口

1955年~1973年 高度経済成長期

1980年代後半~1991年 バブル景気 

 

バブルの崩壊までは東京・愛知・大阪などの三大都市圏に労働するために多くの方々が転居。都市部の地価高騰の結果…

周囲に住居を大量に建築。東京であれば、神奈川・千葉・埼玉など。

 

愛知や大阪の場合は市街地から多少距離のある山間部まではいかない丘などを切り開きニュータウンの開発を行いました。

 

どちらにせよ…多くの方々が都市部近郊(周囲)で生活を始め(ドーナツ化現象)…過密はさらにヒートアップ。

 

しかし、その後…。

1991年のバブル崩壊。2008年リーマンショックや2011年東日本大震災

2019年~2022年コロナ禍と経済は大きな打撃を受けてきました。失われた10年が20年になり…30年へ…。

 

そうなると地価は下がってくるので、都内に住む人たちが少しずつ戻ってきたことを都心回帰現象といいます。

一方で、テレワークやジョブ型雇用などの発達もコロナ禍で見られたことでもあります。したがって、地方に暮らしながら都心の会社に勤めている方々も増えています。

 

●コラム(歴史・旅情)

 さて、今回はいつもと毛色を変えて関東地方でアクセスしやすい史跡をご紹介させていただき、夏休みの3年生〜5年生がフィールドワークをしていただく材料になれば…と考えています。

 

私が実際に撮影しに行った写真を使ってご紹介していくので、偏りはありますがよろしければ是非足を運んでみてください。

 

①東京駅

 

何を今更…というお声が聞こえてきそうではありますが…2024年!7月!いよいよ新一万円札が流通し始めます。渋沢栄一と共に東京駅が描かれているわけですが…東京駅の駅舎に使用されたレンガが渋沢栄一の発足させた会社である日本煉瓦製造(現在の埼玉県深谷市)が作ったものです。

 

深谷駅が東京駅と酷似しているのも、そういった理由からです。

 

また、原敬や濱口雄幸と言った首相らが意図しない形で倒れたのも東京駅でした。

 

東京駅を歩くとお二人の倒れていた部分にポイントがうたれています。

 

 

 

 

 もちろん、鉄道駅としても見所たくさんな東京駅。乗車券だけ購入して新幹線を眺めるのも男の子には響そうです。

 

②中禅寺湖・華厳の滝

アクセスがいい………?は謎ですが、中学受験ではよくでてくる中禅寺湖ですね。

日本で最も標高の高い湖ということで、有名です。

 

 

三大瀑布として受験にも出てくる華厳の滝へのアクセスも非常によく、中禅寺湖から歩いて10分以内で移動できるのもいいですね。嫌な出来事もあって有名でもありますが、純粋にとても綺麗ですので、おすすめではあります。

 

アクセスする際にいろは坂を上り、下り…というのもなかなかお父様世代には刺さるかもしれません(イニシャルDの聖地)。

注意点として、6年生の修学旅行で日光東照宮と共に中禅寺湖に行く学校もあるらしいので、先に楽しみをつまないようにはしたいですね。

 

③江戸東京博物館

すごくおすすめだったので書き始めて調べてみたら…残念ながら今休館中とのことで今年の夏に訪れるのは難しいようです…すいません。


私が見たのは以前の展示のため、変更後の展示と異なる可能性があるので書くことはせずに。

お休みという事実は行くことを検討されていた方からすると有益な情報かもしれないで一応のせておきます!

 

といったところでしょうか…

書いてみてまだ書き足りない部分だらけなので、関東としぼらずに、夏休みの帰省や旅行で訪れる範囲が広がることを考慮して、おすすめの社会科フィールドワークスポットのブログを書こうと思います。


今回が地方別地誌の第五弾で、残りが第六弾の北海道・東北地方だけとなったので、そちらを終えたら書いてみようと思います。


気長にお待ちいただければと思います。