〇地理のブログ概要
まず…地理からということで、各地方の地誌について順番に書いていきます!
中学受験社会科において地理は非常に重要です。
主な出題構成は地理35%:歴史40%:公民25% ※あくまでも目安です!(学校によります…)
近年は偏差値60以上の学校では世界地理を織り交ぜながら出題している学校もありますね。
ただ、やはりベースは日本地理。
地理を苦手としているお子さんの特徴をあげてみると…
①単語として暗記しようとしている(これは社会科全般ですけども…)
山地・山脈・河川・湖はもちろん、岬や半島などの細かい地名も必要になります。
それらをただひたすら単語として暗記しようとすると厳しいですよね。
一時的には記憶になることもありますがそのうち忘れていることが多い印象です。
②場所が把握できていない
近年の中学受験の問題では地図中から、場所を選択させる問題や、
一部学校では、解答用紙に地図を準備して位置を書き込ませるような問題も出題されています。
何とか名前は頭に詰め込んだけど…
場所は知らない…というお子様も多いです。
③シンプルに忘れていく…
社会科は忘却との闘いです。
そうなったときに多くの大手進学塾では地理の学習が最初となるところが多いです。
言い換えれば、地理の学習が始まるのが、早い塾だと3年生から始まり、
終わるのは、遅い塾でも5年生の秋ごろとなります。
そのあとに歴史や公民などを学習するわけですが、当然こちらも膨大な知識が必要となりますので、
地理の知識が抜けていくというのは致し方ない気もします…。
〇地理の勉強法
ではどうすれば…という話になりますが…
最も重要だと考えているのは理解だと思います。
暗記は最低限としてその最低限の暗記した知識から知識を派生させていく。
派生の過程で重要なのが理解です。ちょっと抽象的ですよね…。
では具体化します!まず最低限の暗記は山です!!(個人的な意見です…)
あくまで、一例ですが、山から地形的に知識を派生させます。
今回の場合は画像(地図・字が汚くてすいません…)にもあるように、
四国山地がフィリピン海プレートの影響で高く険しい山地であること。
その結果、夏の南東からの季節風を遮ってしまうこと。(=降水量が少なくなる)
降水量が少ない地域ではどのような産業が成り立つのか?
戦前は…
①飛行機を飛ばす際に降水量が少ないこと=晴れの日が多い土地が好まれた。
なので、日本軍の飛行場が多かった。
②塩田は、海水を蒸発させて塩を作ります。となれば晴れの多い気候が求められる。
当然、海水を取り込むので海沿いであることも必要になる。
戦後は、①軍隊は解散 ②1972年の塩業近代化臨時措置法で伝統塩田の廃止
→海沿いの比較的面積の広い土地が余ることに。
石油化学コンビナートの建設!瀬戸内工業地域→化学工業がさかん。
紐付けができていれば、仮に忘れてしまったとしても他の知識から思い出すこともできる!
と考えます。
こういった形で地域ごとに地誌をできるだけ紐付けていけるように…
頑張って書いていこうと思います!宜しくお願い致します。