細かく見ていて、大きな能力的な差はないように見えるのに、安定感の違いが感じられる生徒…この違いは一体どこにあるのか…ということを時々考えることがあります。本当に正確なところは分かりませんが、一つには、例えば、難しい問題に遭遇したときに、ああどうしよう…と思うのか、それとも、まあ何とかなるだろう…と思うのか、といった違いなどにあるのかも知れません。気持ちの持ち方の違い…ですね。難しい問題が出てきても、自分にとって難しいということは、周りにとっても難しいわけだから、別に慌てることはない…と冷静になれるだけでも随分強いと思います。

 

最終的には、その生徒個々人のキャラクターに存する部分も大きいわけですが、それでも、毎日接する中で、物事をマイナスに考えない、冷静に対応する…ということは、多少はすり込んでいけるようにも思います。

 

能力そのものには大きな差がないようなのに、結構真面目に取り組んでいる生徒よりも、うまくサボっている生徒の方がパフォーマンスが発揮されるということもあります。このあたりは、要領の差…ということも関係してくる場合がありますが、やはり気持ちの持ち方による違い…という部分も大きいように思います。