少子化ではありますが、中学受験において上位校を目指す世界というのは本当に熾烈な戦いです。入試本番一発勝負というのは公平な勝負だ…と信じていますが、でも、競争が過激になってくると、ここまで点数を取ることに習熟せねばならないのか…と思うこともあります。

 

生徒に対して~しなさい…と言うときに、つい考えてしまうのは、自分ならできるか、そして小学生のときにできたか…ということです。勿論、今もできないし、小学生の時もできなかっただろう…と断言出来ます。ただ、私は、これは中学校に入ってからですが、色々と勉強の要領は身につける機会があったので、そういう部分は意識して欲しい…ということも適宜生徒には伝えるようにしています。この、勉強の要領を体得した経験が、指導方針にも強く反映されている…というところがあります。

 

でも、話を戻して…

 

自分には出来なかったことを彼らはやっている…その意味では、本当に生徒たちに対してはただただ畏敬の念を持ちます。それでも、より効率的な勉強の方向に引っ張ってあげなければならないし、また、変な壁を作らず、伸びるだけ伸びて欲しい…という気持ちを込めて、日々生徒に対しています。