昨日は夏至の日、昼から鮮やかな青空が見られました…が、この日が梅雨入りだったとの発表もありました。確かに、明日から暫くはっきりした晴れの日はないようです。
そして、夏至を越えましたので、いよいよ昼は今後どんどん短くなり、太陽の高さは低くなっていきます。一番昼が短くなるのが冬至(今年は12月21日)、それは小6受験生の方にとっては、いよいよ入試1ヶ月前…ということになります。
さて、中学受験に限りませんし、中学受験でも算数に限らないのですが、ここでは一応中学受験(志望校は上位校)の算数を念頭に置いて述べます。
小4~5においては、色々な概念の理解と、基本的な型の習熟に努めることになります。ただ、余裕がある場合は、ときに発展的問題に時間をかけて向き合うことも無駄ではありません…というのは、逆に、小6になると、あまり1題に時間をかけて取り組むことは物理的に難しくなるからです。
小5後半あたりから小6前半にかけては、既習範囲をさらに深める学習にも入っていくことと思います。ここで、さらに、基本的な型から発展へ向けてと勉強していく流れが一般的ですが、中には、入試問題などを扱って、そこから帰納的に型をマスターする方向性を取ろうとする考えもあります。一概にどちらが正しい…とは言えませんが、問題は、入試問題などを扱ってそこから理解しようとした場合、言葉が余り妥当ではないかも知れませんが、型の網羅が不完全になる可能性があります。
なので、発展的事項もある程度は体系立てて学習し、最終的に小6の半ば(丁度今頃ですね…)から、入試問題などの題材にも取り組みながら実践力を身につけ、同時に関連する型もより定着させていくという方法が良いように思います。
私が属するところでは、小4から始めても問題ないように小4では計算を含め算数の題材を最初から全て扱い、上位帯の特訓では小4から先取りも始め、小5の上位帯対象の特訓では9月頃までに受験に必要なパターンはほぼ全て網羅するようにしています。そして、最上位校の志望校別特訓では、小6から志望校の入試問題、および同レベルの全国の上位校の適切な入試問題なども扱うようにしています。が、小6でも、再度体系立てて高度な型を習熟する機会も設けています。