ある程度名の通った進学塾の場合は、クラス帯に関係なく授業の品質管理はしっかり行っています。特に、集合授業の場合は、複数の生徒の支持を得なければならないので、ある程度力量を持った人材を配置していると思います。しかし、相性…となると、別の問題です。何となく合わない…という感じがしたときに、どこまで生徒さんおよび保護者様はどこまでそれを容認するか…というのは難しいところがあります。担当替えを要求すると、明らかに事を荒立てる感じになります。特に、主観的な相性以外の部分で、担当者側に落ち度がない場合は、逆に塾側も担当替えをすることができません。

 

となると、あとは、生徒さん側が、クラスかもしくは通う教室などを変える…という方法しか残っていません。

 

かなり前に属した塾においては、特に、担任に関しては、変更希望を柔軟に受け付けていました。塾によって、このあたりの温度は異なるとは思いますが、特に、接触頻度の大きな担任に関しては、合わない…と感じられた場合は、変更希望をおっしゃってみるのも一つの手だと思います。

 

ただ、流石に本人には伝えづらいと思いますので、上席と思われる方に伝えるのがいいでしょう。(厄介なのは、本人がかなりの責任者の場合で、これは困りますが…。)

 

相性ということで申せば、私は、塾に通ったのは中学受験までだったのですが、このときは個人塾でしたから相性などと言っている場合ではありませんでした。しかし、進学校に入ってからの6年間というのは、あとで分かったのですが、自分の学年の担当の先生方というのは非常に相性がよかったのだ…ということでした。そのときは、ある意味でこんなものだ…と思っていたわけですが、あとで、後輩などから~の科目がうまく理解できない…等という話を聞くと、そういう相性というのか、まあある意味で生徒に理解させる力量のようなものにも差があったのかも知れない…ということを感じました。ただ、学校の場合は、どうしようもありませんからね。ある意味で生徒側が合わせていくすべのようなものも徐々に体得していきたいところではあります。(勿論、これはあくまで中学生以降の話しで、中学受験に向かっているときは、本当に色々な状況から、保護者の方が適切なご判断をされる必要があると思います。)