前回からの続きです。

 

でも、私は、勉強すること自体を否定しているのではなく、常に勉強をし続けるというのがどうか…ということを申しているだけです。勉強は家でもできる。でも、友達と馬鹿話をするのは、一緒にいるときしかできません。(まあ今は、色々なオンライン手段もありますが、私は、オンラインはあくまでリアルの補完に過ぎないと思っています。)

 

中学受験に向かう生徒および保護者の方でも、やるべき…と示された課題を全て完璧にやろうとされて、自滅しそうになるケースもあります。勿論、我々の場合は先に気付けば色々な対応はするのですが、生徒および保護者側も、ここまでやらなければならないのか…という疑問につながる感触を持ったときに、適切に対応できることも必要かと思っています。

 

割と最近の年度ですが、ある年度において、上手にサボる生徒がいました。勿論、第1志望校に合格しているのですが、お母様がおっしゃるに、あるときその生徒が塾に遅れてきたのは、アマゾンプライムを見ていたのではないか…とかいうことでした。

色々うまく手を抜くのですが、でも、ここはきちんとやらなければならない…ということは、漏らさずにやっているので、また感心したものです。そして、このような生徒は、気持ちの上でも、全部できないからそこでどうしよう…とパニックになることなどまず考えられません。そんなもの、できるところまでやればいいやんか?そうなると、何が大切か考えながらやるしかないよね…という感じで常に乗りきっていたのだと思います。