変な表題ですね。最近、私の出身校に通っていて高3の生徒と最近会ったときにふと言われたのが、今は、学校での休み時間もずっと勉強しているような人もいて…ということでした。色々な中学受験の塾の影響で、校風が徐々に変わってきているのではないか…という恐れを私は何年も前からずっと抱いていたのですが、図らずもやりとりの中でふっとその生徒が発言した内容に、やはりそうか…と残念に感じる材料の片鱗を見てしまいました。

 

同じ出身校でその生徒よりも十数年上の人にも聞いてみたのですが、休み時間ずっと勉強しているような奴なんかいたか?と言ったところ、そんなのはいなかった…とのことです。私自身の頃にもいませんでした。

 

勿論、この学校の校風として、相手の方針に必要以上に介入しない…という部分があって、最近言われる色々な意味での多様性にも早くから校風自体が対応できていた思うのですが、勿論、そういう生徒がいても、それを周りが否定するとかそういうこともないのでしょう。また、それでいいと思います。

 

ただ…。

 

似たような別の進学校出身のスタッフに聞いても、そんな生徒はいなかった…と言っていました。

 

昔、灘中高の名物教頭先生でいらっしゃった橋本武教頭先生は、甲子園に出るために練習に打ち込む…と言うと褒められるが、勉強を頑張る…と言うとどちらかというと、何かいやな顔をされる…これはなぜなのだろうか…という問題提起をされていたことがあります。

 

私は、今回、勉強をよからぬ目で見ようとしているとも言えるので、橋本先生に叱られるかも知れません。

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