中学受験の難しいところは、期限が小6の1~2月になっている…というところです。個人差もかなりあるとはいえ、特に男子の場合は、まだまだ幼い時期と言えます。(女子の場合は、ある程度大人の感性が育ってきている時期になりましょうか。)その期限までに間に合うか…という観点も無視できない要素になります。

 

中学受験の時点で、この中学校に合格するのは難しい…という判断があったとしても、その生徒の人生を大きく否定しているわけではありません。その時点での最良の環境と言える学校に進学して、そこからまた色々な成長発展を遂げていけるようにするのがいいと思います。

 

即ち、努力すれば誰でも灘中や筑波大附属駒場中に合格する…というわけではないのです。

 

一方で、合格するのに必要な偏差値…という指標は、あくまで合格だけを考えたラインであって、実際に入学していく生徒は、そのラインよりももっと上の生徒も多いのだ…という論調も見たことがあります。入学後のその生徒の成長というのは、勉強の要領をどの程度身につけているかとか、どの程度余裕が残っているか…ということも関係するところかと思います。が、常軌を逸した勉強詰めでの合格で無い限り、私は、合格しさえすれば、あとは何とかなるのではないか…と思っています。

 

ただ、合格するにはそれなりの学力が必要で、ここであまり危険な賭けに出ると、同日程の受験機会を失うという意味において、公開が残る結果に終わる確率が高くなります。

 

中々難しいところです。