早くも5月になります。今年ももう3分の1が終わったことになります。正確な日数で申せば、本日が今年366日中の122日目になりますので、今日までを入れて正確な3分の1とも言えますが…。

 

あるいは、塾の学年度は2月から始まっているので、2月から…ということで申せば、3ヶ月、即ち1年度のおよそ4分の1が済んだことになります。(6年生の場合は、第1志望校の入試が1月末~2月ではない方もおられますので、入試までの持ち時間から見れば、4分の1は少し超えていることになります。)

 

さて、課題は、学力別クラス帯ごとに、ある程度共通のセットを示しておくべき…と私は思っています。変にある生徒に対してこれは理解できているからカットして良いだろう…というのは恐い部分があります。逆に、明らかに苦手な単元(例えば、最上位クラス帯や特訓に途中から入ってきて、きちんと扱えていない場合などははっきりしてきますね…)と分かっている場合に、多少厚めに取り組むように…という指示は問題ないと思います。(といっても、量的な限界はありますが…。)

 

標準の課題セットを明示して、それに対して、生徒側から色々な取り組みが返ってきます。きちんと全問やっている、場合によってはそれも2回やっている…というような生徒もいれば、何とも一部だけしかやっておらず、大丈夫か?と感じさせる場合もあります。ただ、テスト等で成績が維持されていれば、後者のような場合も、ある程度は大目に見たりします。色々な事情や適性があって、全部はこなせない…ということもあるのですが、それを、頭ごなしに、なぜ全部やっていないのだ…と、量だけをチェックするのではなく、その中身や個々人の事情なども考慮して対応をすることが必要になります。

 

結局、各個々人の持ち時間の中で収まる範囲で、きちんと実感できるところまで持ち込む題材をいかに多くするか…という勝負なのです。なので、形だけやったことにしても意味がありませんし、また、あまりに量を減らしすぎて、定着がおぼつかない…ということになってもまずいわけです。あくまで標準の課題セットはこれだと明示した上で、個々人の状況を見ながら色々な対応をしていきます。