丁度合格発表の日当たりの新聞を整理していたら、今年の京大理系の2次試験の数学の問題のうちの一部が、予備校の宣伝とともに載っていました。びっくりしたのは、6題中3題が抜粋されていたのですが、全て、lima→∞という形の極限値の問題が入っていた…ということで、私の受験の頃は、京大は理系でも数学Ⅲからの出題があまりなかった年もあったくらいなので、時代も変わったのかな…と思いました。(まあ今年だけのことなのかも知れませんが。)

 

数日前の新聞を今頃整理しているのは、最近私的に大きなことがあったために暫く手につかなかったからなのですが、同じ日に、親戚の子が、旧帝大に現役合格した…ということで朝一番に挨拶に来ました。この子は、中学受験において、第1志望校に失敗しながらも、最難関校(勿論進学校です)に合格・入学し、6年間頑張ってきたようなのですが、中学受験の際、僅かに少しだけフォロウしたことがあって(延べ時間にして、数十分程度のレベルです)、その御陰だ…と言ってきたのです。なので、私は、それを否定も肯定もせず、いや、十分勝負強くなった…ということだよ…と伝えました。そして、中学受験は、どうしても運の要素も大きい。勿論、大学受験でも多少それはある(私が共通1次試験を受けたときに、前年に20点ほど平均点の下がった科目を選んだところ、何とさらに難度がドーンと上がった…というようなこともありましたから…。平均点調整もろくにできない作成レベルに依存したこの制度が未だにまだ生き残っているのが非常に不思議だと個人的には思います。その親戚の子に軽く振っても、周りの多くも同じようなことを言っている…とのことでした)けれど、これで、引きずっていたものも完全に乗り越えられたでしょう?と続けました。

 

今回取り上げたのは親戚のことではありましたが、生徒が成長していく過程を見るのは中々嬉しいものです。