昔と異なり、データ転送スピードの向上に伴い、動画配信が普通になってきました。一見便利になったように感じますが、皆様、何かについて調べていて動画が出てきたとき、何分のものならご覧になろうとされますか?20分とかだと、ちょっと長いな…と思われませんか。そうです、便利な側面は確かにあるのですが、動画というのは上手に使わないと、意外と時間を食われてしまいます。

 

授業を欠席したときなどは、その授業で本来展開されるはずの流れを感じるために、ある程度の長さのものがあっていいと思いますし、それの全体を視聴された方がいいでしょう。しかし、分からない問題のポイントをつかみたい…というときは、上手に頭出しをし、さらにその中で本当に自分にとって重要なところを見るという技術も必要のように思います。

 

科目特性もあって、国語などの場合は、あまりに短く切り出してしまうと、説明の意図が伝わってこない場合もありましょう。しかし、算数や理科の場合は、本当に自分が引っかかっているところを見ればいいのです。用意されているものをすべて見たりしていると、1週間168時間すべて使っても回らないように思います。

 

なので、動画を用意しているから、塾としての責任は果たした…とは言えないのです。生徒の持ち時間は有限なので、この部分に対する配慮を塾側はすべきと私は思います。