先日、時間つぶし&本業の仕事で確認したいことがあったため、本屋さんで新刊をチェックしてました。

¥1,404
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なぜ今、小林秀雄?(それにしてもステキ☆)と思いながら奥付を見ると、2か月の間にすでに6刷。
これは。。。と思いながらパラパラめくってみると、昭和の時代、学生向けの講義と、その後の質疑応答の記録で、非常に面白い。そして加筆修正しなければ話し言葉を記録にしておくことを許さなかったという小林秀雄の言葉が非常に美しくてやさしい。
久しぶりに、読んで心身がリアルにしびれる本に出会ったのでした。
著書や白洲正子の本など読むと、気難しそうななんか怖い人、という印象をぬぐえていなかったのです。
どの言葉もガンガンに響きまくっていたのですけど、一番響いたのが「質問をこしらえることが最も重要」という趣旨の言葉で。
「問題を出すということが一番大事だ。問題をうまく出せばすなわちそれが答えだ。いま物を考えている人がうまく問題を出そうとしない。答えばかり出そうと焦っている。」
という一文がまえがきに。
占いでは常に「答え」を求めがち。
近ごろはどうもお客様の思考をなぞったような解しかでないなぁ、と思っていたところでした。
それを予想範囲の答えしか出ずに申し訳ないな、と思っていたのですが、そうではなかったのだなと。
卜占(易やカードなど)は、質問が非常に重要です。質問の焦点が、それこそ太陽光を使って虫眼鏡で火が出る程に、絞れば絞るほど的確な解が出てきます。
その質問をこしらえるお手伝いが、卜占では重要なのかも。
そんな出来事の後。
最近、自分の心を煩わせている問がすごく見当違いだったことに気づいて。

まさしくこんな感じ
たいていの命術(生年月日などを使う占術)ではちょー偏っているワタクシ。
西洋占星術では、柔軟宮が多くて、変わり身と環境の変化に特化しています。
問うと常に「変われ変われ」と言われるのですが、こんなワタクシです。
変わらないひとつの点を持ち続けることが、私にとっての変わること?
そう問いかけたらば、諸々クリアになって、腑に落ち、すべきことが見えてきたのでした。
私はこれからも生きていく限り、問い続けていくでしょう。
その問を誤らず、自らを偽ることをせず、生きていこう。
そんなことを決意した本日の爽やかな朝でありました。
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