聲っていうのは
耳に届けられる打楽器の音っていう
成り立ちがある漢字らしい

この音は
何かを人々に知らせる音だ

きっと昔は
いまよりもっとはっきりとした形で
伝えるということに
労力が要った

石でできた打楽器を
思いきり撃ち鳴らす

そういうことをして初めて
自分のメッセージが相手に届く

いまは随分便利になって
ボタンひとつ押せば
相手にメッセージが送れる

送ること自体は
自分の命をかけてやるという程の
大袈裟なことではないから
何気なくいろんな言葉を送ってしまう

でもこのメッセージが
自分以外の誰かを勇気付けたり
悲しませたりするって考えると
本当は
いつも
打楽器を撃ち鳴らすみたいに
全身全霊をかけて
相手に届くように
命がけで
伝えなきゃいけないのかもしれない