相談内容

 

結婚して半年になります。
おつきあいしていた時から、現在まで体の関係がありません。
そろそろ疲れてきました。

旦那さんはお仕事のために英語を習っていたり、昇級試験があったり「それが終わったら」と言われました。
それらが5月末にようやく終わりました。

英語を習っていたときはキスさえゆっくりすることなく
先日ひさしぶりに「そろそろ(キスくらい)したいな」と言って、キスをしてもらえました。
それはとても嬉しかったのですが、それとなく「体の関係の方も」と仄めかすと「今仕事が忙しく、余裕がなかなかない」と言われました。

旦那さんは一馬力で働いてくれており、背負っているものも私とはまったく違うのだと思うと旦那さんの気持ちもよくわかります。
しかし、もう付き合い始めてから数えるともう2年が経とうとしています。
「ただ大切な人と特別な時間を持ちたい」という願いがここまでしても叶わないのかと悲しくなりました。

他の関係は良好なのですが、まりあさんならどう旦那さんとコミュニケーションをとりますか?

 

 

 

 

二条まりあの回答

自分の気持ちを掴み
相手に伝わる言葉を探し
相手の横に立つことが大事
ただ…!

 

拒否されている側は、辛くて悲しいと思います。
でもその「被害者の場所」にいつまでも止まっていては、なかなか解決しません。

自分の中で「女性の方がこんなに性を求めるなんてダメなんじゃないか」とか「みっともないんじゃないか」とか「求めるべきじゃないんじゃないか」などなど

日本の風習としてそんなふうに思いがちなところがあるかもしれませんが、まずは自分のなかで、大好きで大切なパートナーと体の関係を持ちたいと思うのは当たり前の気持ちである。と、自分が自分にしっかりと許してあげましょう。

無意識のうちに、許可できていなかったり、どこかしら自分を引け目に思ったりしていると。
相手を言外の圧力で責めたりして、建設的な話し合いになりません。

 

 

 

  「傷つき助けを求めているのは彼の方かも」という視点

 

・パートナーと一体になる
・真の意味で愛する
ということに、なにか躊躇する彼なりの理由があって
今の状況になってしまっているわけです。

だから彼は愛したいのに愛せない。
愛に踏み込めないでいる状態ですよね。

つまり、傷つき助けを求めているのは、おそらく彼の方。
そんな見方をすることもできます。

そんな状況で、ご質問の「まりあさんならどうしますか?」に答えるとするならば

「あなたが私をすごく大切に思ってくれているのは理解している」
「だからこそあなたが、私というものに触れたり、心身ともに私を慈しんで大切にする行為をしたくない、そこから離れようとする。そこに踏み込もうとしないのは、なにかそうできない事情が、理由が、痛みがあるんじゃないかと心配している。もしそういうものがあるのなら話を聞かせてほしい」
「私は心身ともにあなたに大切に扱われる経験がしたい。だからこそこの話をあなたとしていきたい」
という切り口で私だったら、進めていこうとすると思います。

 

 

 

  お互い痛みを持つものとして横に立つ

 

 

拒否されている側はどうしても悲しみや恥ずかしさから被害者の立場に立ってしまいます。

そして「自分というものは愛に値しないものなんだ」という間違った思い込みに囚われやすい状況になっています。

そうなると、自分みたいなものが愛でてもらうことに値しないんではないかという恐怖が生まれてしまい、気持ちをごまかしてしまったりするんです。

自分の気持ちを丁寧にすくいあげることをしないで
感情的に、短絡的に
相手を責める言葉を使ってしまいがちです。

夫婦なんだからそれは当たり前の権利だ、とか
あなたは答えるべきだ、とか
どうして私をこんな気持ちにさせるの?ひどい、とか
常識みたいなものを持ち込んだり
戦いみたいなものを持ち込んで誤魔化しちゃう


なんでそんなふうに誤魔化しちゃうかといったら、恥ずかしさがあるからです。
その恥ずかしさはなにかといったら、自信のなさから生まれています。
自分っていうものが愛や喜びに値しないかもしれないのに、こんなことを望んで、こんなことを言ってしまってすみません。といった卑屈な思いが被害者である自分を正当化して、相手をつい責める言葉や態度に出てしまうことがあります。

それはパートナーとして横に並んだコミュニケーションではなく
面と向かって、討論をしかける姿勢です。

そうなると、相手は怯んで
そもそも開かなかったドアに鍵をかけることでしょう。

私たちの目的は、愛するパートナーと一緒の時間を育むことです。

では横にならんんだコミュニケーションというのはどういうものか。

相手を加害者にして責めるのではなく
「今こんな痛みが二人の間にあるよね。で、あなたもこういうふうに痛いんでしょ?私もこんなふうに痛いんだ」といった形で
加害者被害者の切り口ではなくお互い痛みを持つものとして話をしていく
というのがひとつの切り口かなと感じます。

 

 

 

 

 

  何よりも最優先するのはあなたの「幸せ」

 

そうやって、旦那さんの横に立って、話し合いを始めたときに
うまくいけば思いもよらない彼の痛みが出てくると思います。

蓋開けたら、こんなに悩んでいた側からしたら本当にどうでもいいと思うことで、彼側は心を閉ざしている可能性があるんです。

過去のサンプルとしては
単純に男性のほうにそんな経験がなくて、それが恥ずかしくてここまで引っ張ってるっていう人も本当にいます。
他にも、自分の体に自信がないなど。
女からすれば「そんなこと?」っていうことも本当にあります。

または、幼少期や育ってくる過程で性的なものをすごく抑圧されてきたり、汚いものと認識している人もいます。


なんにせよ、このご相談者さんは拒否されている側だから

自分がダメなんじゃないかっていう気持ちになっているかもしれないけれど
あなたはなにも間違ってないし、あなたはなにも損われていません。


おそらく彼がなにか困難に面してる。
彼がなにか痛みを持っている。
彼の問題なんです。

だからこのコミュニケーションを始めたときに
おそらく彼の痛みに遭遇すると思います。

そのときに、愛する人の痛みだから寄り添いたいと思うだろうし、
自分を愛してくれるようになるように支えたいと思うと思う。


ただひとつ忘れないで欲しいことがあります。


彼を支えることを愛とすり替えないでほしい。
 

今後、話し合いが始まって、蓋を開けてみたら
「どうもこれ大変だな」と思うこともあると思います。
蓋を開けてみたけど、また誤魔化すっていう人もたくさんいます。

だからけっして彼の犠牲にならないで欲しいんです。


好きとか大切とか愛してるとかっていう気持ちを
自分の幸せの上に置かないようにだけはしないようにしてほしい。



もちろん、プロセスこそが愛だから
蓋開けてみて、しばらくは彼に付き合ってみたい。応援していきたいっていうふうに選択するのも全然いいと思う。

あなたは、あなたが許した人に、その権限を与えた人に、大切に触れられて大切にされるっていう経験をすべき人なんです。

この旦那大変すぎるなってなったら
「大事に思ってるし、大切に思ってるけど、ごめんなさい。もう付き合えない」って
別の道を選択するということも頭のどこかにおきながら

向き合ってみるといいと思います。

愛する夫を救うことがあなたの目的ではありません。


何よりも最優先するのは「あなたの幸せ」です。
「愛しているから」という気持ちを、自分の幸せの上に置かないように。

 

 

 

  言語化があなたの悩みを解消する

 

 

ここで友人のレス専門カウンセラーの小野美世ちゃんのTwitterを紹介します。

 

 

 


彼女は性にフォーカスすることを専門にやってきてる人だからこそ
その分野について構造やその痛みを言語化する力というのが

ものすごく高いので、きっと役に立つんじゃないかなと思って紹介しました。
 

 

レスや性のことってタブー視されやすかったりして
なかなかどう捉えていいかわからなかったり
どう伝えていいか分からなかったりするかと思います。

それは、言葉が足りないんです。

知識ではなく、あなたが自分の気持ちを捉える「言葉」が足りていないんです。



いろいろな方のご相談を受けてきて
旦那さんとか彼氏とかとコミュニケーションするときにみんな手を抜きすぎだと感じることがよくあります。

自分が感じていることを伝える。言語化するということがなんだか雑。

「なんか寂しかった」とか
「なんか嫌だった」とか
それだと伝わらないことが多いんですね。

伝わらないだけじゃなくて
・なにがどんなふうに嫌だったのか
・何を求めているのか、といったことを
そもそも自分がわかっていない。

自分のあいまいで捉えどころのない気持ちや感情を言葉にしようとすると

最初は変な表現になったり、ぜんぜん伝わらない場面に直面すると思います。

こんなんだったらつたえようとしなければよかったと思うこともあるでしょう。

でも、謎の言葉を発しながらでも、言語化しようとするということは
 

それはつまり
自分を理解しようとする努力です。
自分を愛そうとする努力とイコールなんです。




パートナーもシチュエーションもそれぞれみなさん違うので

いろいろ試行錯誤しながら、自分の気持ちを言葉にして

自分で理解したり、相手に伝えたりすることになります。

そのもがく過程が、それぞれの愛する力を磨くものになるし
そのプロセスこそがそれぞれの「愛の瞬間」になります。


そういうときに、愛を専門にしている私だったり
レスを専門にしている小野美世ちゃんだったりとかっていう人の言葉を知ることで
自分の気持ちの捉え方に幅が出ます。

本を読むということもすごくいいです。


自分が感じていることが、二条まりあのフレームで捉えたら
そんなふうに表現できるんだ!っていう発見があるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ちなみに全員が全員、体の喜びを知らなければいけない。と言っているものではないです。

 

人間全員、登山の感動を味わっていなければいけないものでもないのと一緒です

 


体の関係がなくても十二分に喜びや愛を感じることはできて
なにによって親密感を感じるかは人それぞれです。

と、いうお話は「聞き流しまりあ」でぜひどうぞ下矢印

 

 

 

 

 TODAY'S
 
Movie

 

二条まりあの真骨頂はおしゃべりにあります。

ながら聞きもお勧めです。
料理の最中、お掃除の時間、出勤お迎えなどの移動時間など、
ぜひ動画でお聞きください。

 

 

 

 

 

 

 

 

まりあに聞きたいことがある方は

是非こちらからご相談お待ちしております💓