私がマタニティブルーになったのは"産後すぐ"ではありませんでした。
里帰りからアパートへ戻ってからのことでした。
「何でもやらなきゃ、こどものためならなんでもできるよ」
これが原因です。
不妊治療して授かった初めての命
子供に対しての気持ちも強いものでした。
この気持ちに加えて産後の体。産後の興奮状態が冷めていなかったのか、自分の疲れに気付いていませんでした。
最初に感じたのは「夫への苛立ち」です
とにかく嫌い
近寄らないで。
私が妊娠する前と、同じように過ごす夫は私にとって"家事と育児を邪魔する人"という認識になってしまっていました。
さらに追い打ちをかけたのは周りからの
「大人しくて子育てしやすそう」
という言葉。
この子は周りからの比べたら楽な方なんだ
夜中もよく泣いてるのに
こんなに寝なかったり泣くのは私の子育てが下手だから?
私がもっとうまく子育て出来てたら・・・
そこからはあっという間に産後うつへ
マタニティブルーと明らかに違うのは、気持ちだけでなく体調にも現れたこと
寝不足なのに眠れない
吐き気
めまい
なぜ私はいい母親になれないのか
なぜ私はいい妻でもいられないのか・・・
・・・なんで結婚したんだっけ
・・・なんで妊娠したんだっけ
毎日に絶望を感じていました
そんな私を救ったのは友達の言葉でした
「それ、マタニティブルーだよ」
そう、知識はあったのに、言葉も知っていたのに自分がマタニティブルー、産後うつだということに全く気付いていなかったのです。
病院を受信し、先生に話した時涙が止まらなくなりました。
その後睡眠薬の処方や「これは産後うつ」なんだと受け入れることで症状は改善していきました。
解消とともに、夫への嫌悪感も消えていきました。
産後のホルモンバランスのせいだったのだと初めて気付きました。
そうです。
とにかく育児は頑張り過ぎない!
出来なくたって子供と一緒に成長していけばいいんです
夜中1回起きれなくたって大丈夫!
ちゃんと頼る!
そして、
自分の気持ちをきちんと夫にも子供にも伝える
後で思ったことは
全てが私の一方通行でした
だれもそこまで完璧な子育てなんて望んでなかったのです。
とくに夫も子供も。
ママはママのままでいいんだよ
決まった時間にオムツを変えてもらうより
決まった時間におっぱいを飲ませてもらうより
ママが近くにいて、初めての世界の不安に潰れないよう抱きしめて欲しかっただけなのかもしれません
「ママ、もういいから休もう」
その子供からのメッセージを聞けなかった
それが一番の原因かもしれないと、今振り返ると思います