これは前回 の続きのお話である。
ワタリ王子 : やぁどうしたのお豆ちゃん。何か悩みでもあるの?
お豆はもじもじしながら小さな声でポツリという。
お豆 : すき・・・
お豆の声が小さかったため王子はよく聞き取れなかったようだ。
ワタリ王子 : え?ゴメンよ。よく聞き取れなった。
お豆はありったけの勇気を振り絞った告白が王子に聞こえなかったのに愕然とする。
お豆 : すき・・・焼きが食べたいなぁと思って!
どうしても照れくさくてもう一度好きといえないお豆。
ワタリ王子 : あぁお腹空いちゃったかな?ボクが今すぐ用意できるのはカキ氷しかないけどそれ食べる?
お豆がてっきりお腹を空かしたんだと思い込む王子。
お豆 : ・・・うん。
内心お豆はいつまた王子に好きだと切り出そうか迷っていた。そんなお豆の様子に気づくことなく王子は無邪気に問いかける。
ワタリ王子 : カキ氷おいしい?
ワタリ王子 : ねぇお豆ちゃん。今ボク思いついたんだけど、今度お豆ちゃんの従兄弟のおだんごちゃんやルビーちゃんも招いてボクのうちですき焼きパーティーしない?
ワタリ王子 : すき焼きは大勢で食べたほうがおいしいからね~。ね?そうしよう!!
これはいい考えだとはしゃく王子の様子を見ながら内心複雑なお豆であった。
王子に好きと言えなくてすき焼きが食べたいんだと思われてしまっては花の乙女としては若干可愛そうである。
しかし、王子の嬉しそうな様子を見ていると断ることもできず、おだんご、ルビーと共にキノハナ旅館に泊まりに来ることを約束してお豆は帰宅するのである。
この続きは小さな小さな物語 -初合宿-本編に近日公開予定です。

