外国で起こってる戦争や、国内で起こってる様々な問題が多すぎて、それでいて自分のことも色々忙しくて、他のことなんかに気を向けられないし、向けるにはキツすぎる。。。というのが、最近の傾向でしょうか。
私ももちろん強靭な心を持ってるわけではないので、ニュースやコメントなどを読んだりすると動揺したりすることもありますが、自分がどう思うのか、どうしたいのかに冷静に立ち返ることを心かげたいと思っています。
その中の一つが、「インボイス制度」です。
ネット上や国税局などで説明をしているとは思いますが、インボイス制度とは「消費税の仕入れ額控除を受けるための適格請求書」の事を言い、今年の10月より始まるとされています。
私は、人が見てないうちに、一部の人達に勝手に決められた「誰も幸せにならない制度」だと思っています。
課税売上高が1000万以上の事業者は、課税事業者となって消費税を納税することになっていますが、それ以下の事業者は免税業者として納税義務が免除されてきました。
小さな農家ですので、1000万円などという売上になることはない免税業者です。
私の周りの農家も小さいところが多いので、免税業者として皆さん細々と続けて来られてます。
ところが、この制度が始まってしまうと、免税業者も先の「適格請求書」の発行事業者に登録して消費税を納付することになるのと、取引先が適格請求書発行事業者になってる場合、発行事業者番号が納品書に記載され、その番号がないと取引してもらえない、もしくはそれがその年の経費や収入として確定申告に申請できなくなる可能性があるということなんです。
「もう決まったものはしょうがないでしょ」とか「私は商売してるわけじゃないから関係ない」とか言ってたり思ってたりする方もいるようですが、本当にそうでしょうか?
これが始まってしまうと、私のような小さな農家、個人、フリーランスで企業と取引をされている方は、現在でさえ収入が厳しいのに、そこから消費税を引かれなければならない、または適格請求書の発行業者ではければ取引しないと言われる可能性もあり、廃業や倒産に追い込まれるところが多くなると思うのです。
世界で起こってる紛争の影響で色々な物が値上がりしてますが、ビニールハウス、鶏に与える人工飼料など、原材料は海外のものです。
外で雪が降ったりしている中で、夏野菜のきゅうりやナスを暖房を入れて作ってます。
農家は、ただ畑に種を蒔いて野菜を作っていると思われてるのかもしれませんが、栽培するのに色々なものに経費を払っているわけです。
当然、販売される農産物が値上がります。
でも、高すぎたら、お客さんには買ってもらえないと困ります。
その上に、例えば取引していたスーパーに、この「適格請求書発行事業者にならないと取引できない」と言われ、登録して消費税を抜かれたら、一体、農家の収入ってどうなるのでしょうか?
高齢化、後継者不足と言われる農家の現状を、更に加速させてしまうと感じます。
ということは、今はスーパーや商店のお野菜があるけれど、ある日突然見かけなくなるかもしれない、あるいは更に値上がりしている可能性もあるとのことなんです。
なので、この制度は事業をやってる人たちだけの問題ではなくて、消費者も含めて全国民が関係する制度なんです。
この制度に危機感を感じたフリーランスや税理士、個人事業主の方たちが立ち上げた団体が、署名や呼びかけをしている団体のオンラインイベントを知り、昨年聞きました。
色々な方が、この制度に対して反対の理由を述べていましたが、その中でも強く賛同したのは、取引先との人間関係を壊してしまうかもしれない怖さがあるということと、就きたい仕事だけど収入のことを考えて次の世代が続かなくなってしまうのではという危惧された話でした。
私も取引してくれてる方々に説明するつもりですが、相手の都合のことを思うと、なかなか足が向きにくいというのが、本音です。
小さなコミュニティの中で暮らしている上にそういうことが絡んでくると、本当に今後の自分の生き方をどうしようかという悩みにまでなってしまいます。
とりあえず、自分のできることをやっていくつもりです。
先程ご紹介しました団体のリンクを貼っておきます。
リンクの中で、署名の募集もしてます。
一度読んで、この制度について考えていただけたらと思います。
消費者の方はもちろんですが、事業者の方でもまだこの制度をよくわかってない方も多くいらっしゃいますので、知らない方がいましたら、教えてあげてください。
長々と読んでいただき、ありがとうございました。
