先日、島で長くやってたお豆腐屋さんが終了しました。
島の大豆ではなかったけど、国産大豆で作ったおいしいお豆腐や油揚げや厚揚げやがんもを作っていました。

原材料の高騰、消費税の値上げにより、お豆腐の値段が高くなってしまい、商売にならなくなって、本州では廃業になるお豆腐屋さんの話を聞いていましたが、自分の身近で起こると、さすがに現実を感じます。
更に、働いている農園では、お豆腐屋さんから出るおからを鶏の餌として活用していましたので、餌が減る事となります。
まあ、鶏を食べて減らしていけばいい事ではありますので、こちらはそんなに気しませんが。

最後の日まで淡々と作り続けていたご主人の姿が、私には元気なさそうに見え、「お疲れ様」と思いつつも勝手に切なくなりました。
それは、お店がなくなるからというよりも、島物を作り続ける人を手助け出来なかったからだと思います。私一人ではどうする事が出来ない事ではあるけど、外から輸入状態のこの島の中で、自給出来ていた物が消える事になった事を、一体島のどの位の人が感じているのだろうと。
地産地消を言いにきたお偉いさんや、島物を欲しがっているお店の人が、どう思ってるのだろうと。
ちゃんとした物を作っている人達を潰していくこの国ってなんだろうと、先代の残してくれたみかんを収穫しながら思いました。

ただ、豆腐屋さんは終了したものの、本人は島にいて、道具も残るので、復活する可能性もある事が救いです。
そして、頂いたすてきな前掛けが、思い出だけにならない事を夢見て。