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「殺したと思っていない?」
森は煙草をポケット灰皿に揉み消した。
「あくまで可能性の話しですが。 被害者は首の後ろを打たれて崩れるように生け垣の中に倒れ込んでいます。 生け垣から外に出ていた被害者の脚を生け垣の隙間に押し込んだだけです。 ちょっと人目に付かないようにしておこうとしたのか、邪魔だったのかもしれません。 例えば何か大きな物を運んでいて、脚が邪魔だったとか。 あの通路は狭いですからね。 正確にはビルと壁の間は80センチしかないですから。 CTスキャンの結果を見てみないと判りませんが、軽く折れただけだとすると息は暫くあります。 脳は首の骨が折られれば酸素不足になってすぐに活動を停止します。 痛みも感じないでしょう。 しかし、折れ方が酷くなければ、気道その他は確保され、心肺機能は生きています。」
「生きている?」
「つまり、脳死と心停止の間にはかなりのタイムラグが出来るんです。 つまり倒れ込んでからも呼吸音は聞こえたと思います。 手足もある程度動いたかも知れない。 犯人が遺体を確認した形跡がありません。 確認するには生け垣を荒らさないといけないですから。 恐らく犯人にとっては、被害者が死んだかどうかは関係なかったと思います。」
道家はその童顔に似合わない深みのある声で静かに語った。
「大して隠す気もなかった。 とすると、犯人と被害者の間には事前に余り関係性が無かった。 と言うことになりますね。 行きずりに近い犯行だったと。」
「恐らくそうでしょう。 刑事ではないので判りませんが、怨恨を含め被害者と深い関係があれば心だかどうか確かめずにはいられないでしょうし、もっと隠そうとするのではないですか。 自分との繋がりが判ってしまうわけですから。」
「そうか。 となるとマルガイの人間関係を洗っても犯人に近づけないと言うことか。 犯人はそこで何をしてた、何をしようとしてたんでしょうか。」
「それは刑事さん達の仕事です。 現場からはそれは判りません。 兇器を含め何も出ていませんし、ドアもビルの反対側にしか無いようですし。」
「犯人は人気のないところで、ビルの反対側のドアの様子を伺っていた。 そこを被害者がたまたま通りかかった。 声でもあげたかも知れない。 で、邪魔者を犯人は消した。 そんなところですか。」
「ありうることだとは思います。」
「何か判りましたら、お教え下さい。」
森は丁寧に頭を下げた。
「もちろんです。 真っ先にお知らせしますよ。 髪の毛の鑑定結果も午後には出るでしょうし。」
道家は軽く会釈をして出ていった。
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☆ 愛故に自ら奴隷となった美少女の官能小説も書いています。
尚、18歳未満の方は決して読まないで下さい。
「アンドロメダな朝」を最初から読む。
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「生きている?」
「つまり、脳死と心停止の間にはかなりのタイムラグが出来るんです。 つまり倒れ込んでからも呼吸音は聞こえたと思います。 手足もある程度動いたかも知れない。 犯人が遺体を確認した形跡がありません。 確認するには生け垣を荒らさないといけないですから。 恐らく犯人にとっては、被害者が死んだかどうかは関係なかったと思います。」
道家はその童顔に似合わない深みのある声で静かに語った。
「大して隠す気もなかった。 とすると、犯人と被害者の間には事前に余り関係性が無かった。 と言うことになりますね。 行きずりに近い犯行だったと。」
「恐らくそうでしょう。 刑事ではないので判りませんが、怨恨を含め被害者と深い関係があれば心だかどうか確かめずにはいられないでしょうし、もっと隠そうとするのではないですか。 自分との繋がりが判ってしまうわけですから。」
「そうか。 となるとマルガイの人間関係を洗っても犯人に近づけないと言うことか。 犯人はそこで何をしてた、何をしようとしてたんでしょうか。」
「それは刑事さん達の仕事です。 現場からはそれは判りません。 兇器を含め何も出ていませんし、ドアもビルの反対側にしか無いようですし。」
「犯人は人気のないところで、ビルの反対側のドアの様子を伺っていた。 そこを被害者がたまたま通りかかった。 声でもあげたかも知れない。 で、邪魔者を犯人は消した。 そんなところですか。」
「ありうることだとは思います。」
「何か判りましたら、お教え下さい。」
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