今クール、TBSで放送していた「とんび」。





なんだかんだと毎週観ていて、
ついに最終回をむかえた。






もともと涙腺弱い私ですが、
にしても、ここ数年にみたドラマ
の中では、あまり類をみない感動でした。






なぜか?






それはきっと、主人公の想いや
言葉たちが、私が今日までに父から
もらったそれらと、重なる場面が
とても多かったからだ。






いつも最後には私の味方をしてくれた父。





自分のやりたいことをやれ、
そのための応援はいくらでもする。
例え失敗したとしても、
それはお前にしか持てない
人生の貴重な経験だ。






恐れるな。



勇気をもて。



毎晩お酒をのむところも、
嬉しければ豪快に笑い、
怒れば怒鳴り、
悲しければ泣き。





そんなところもドラマの
主人公と重なってみえた。




そんな父に殴られたのは
人生にたった一度だけ。






20代前半に、
無断外泊をして帰ったときだ。





父にひとつの言葉もなかった。





ただ頬を一度だけ叩いた。
そして、泣いていた。




そんな父から離れ嫁ぐことになった
最後の夜。





私は、両親、祖父母、弟を集め、
それぞれに宛て、
今までの感謝の気持ちを伝えた。





父は涙を強くこられていた。





そして、こう言った。






「家族を作るのは簡単なことばかりじゃない。
上手くいかないことも沢山ある。
でもその分、いいことも沢山ある。
今までお父さんは、諦めるな、投げ出すな、
頑張れ、やり遂げろと教えきた。
けど、お父さんはいつまでもお前のお父さんだ。
いつまでもお前はお父さんの娘だ。
だから、この先の人生でどうしても
頑張れなくなったときは、いつでも
戻ってこい。
お父さんだけは、お前の味方をしてやる。


幸せになれ。」





因みに母は私の健康や、
日常的な心配とか、純粋に、
産んで27年間育てた娘が
そこからいなくなることへの寂しさ
なんかが見えていた。





そんな両親、今年61歳。





これから色んなガタがきて、
上手くいかないことも増えて
くるとおもうけど、
二人は一生、私の





お父さんとお母さん。





そういえば私は、物心ついた頃から
一度だって父の日と母の日に
感謝を伝えなかったことはない。





今年ももうすぐそんな時期ですね。




私の娘にも、いつか、私の無限の愛が
伝わるといいな。





しかし…






「父のことを思うと、
どうして涙が溢れるんだろう」。









Android携帯からの投稿